第93回選抜高校野球 「自分らしく」「V目指す」 智弁・天理、知事表敬 /奈良
<センバツ2021> 19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する智弁学園(五條市)と天理(天理市)の校長や監督、主将らが15日、県庁に荒井正吾知事らを表敬訪問した。 智弁学園の山下陽輔主将は「夢の舞台で野球ができることに感謝し、自分たちのプレーをしっかりしたい」と意気込みを述べた。荒井知事は「一戦一戦、一球一球を大事に、心おきなく戦ってほしい」と激励した。 天理の内山陽斗主将は前回大会が新型コロナの影響で中止となったことに触れ、「先輩の悔しい思いの分も精いっぱい戦い、優勝を目指したい」と決意表明。荒井知事は「試合前は情報戦にもなるのだと思う。ぜひ頑張って」と述べた。 両校の主将らはそれぞれ荒井知事と一緒にガッツポーズで記念撮影。また、県議会にも足を運び、山本進章議長らと面会した。 天理の内山主将らは、天理市役所も訪問。並河健市長に出場を報告した。中村良二監督が「広い甲子園で緊張しないよう準備をして臨みたい。県勢(同士)で決勝となればうれしい」と述べると、並河市長は「はつらつとプレーする姿が市民の喜びになる。明るいニュースを届けてほしい」と応じた。 2年連続14回目選出の智弁学園は大会第4日の第2試合で大阪桐蔭(大阪)と、2年連続25回目選出の天理は第2日の第1試合で宮崎商(宮崎)とそれぞれ対戦する。【久保聡、広瀬晃子】