【Netflix、U-NEXT最新韓国ドラマ】大ヒット作『秘密の森』のスピンオフにハラハラし、性を解放する“訪問販売シスターズ”に勇気をもらえる!
韓国の大人気サスペンスドラマ『秘密の森』のスピンオフ『良いが悪い、ドンジェ』や、解放的なランジェリーとアダルトグッズを訪問販売する4人の女性の人生にフォーカスした『貞淑なお仕事』など、期待以上の新作が続々登場! 今観ておいて損なしの2作品を、韓ドラプロのライター、エディターがご紹介。年末年始の一気観枠としてもぜひチェックを。 【写真】Netflix、U-NEXT最新韓国ドラマを見る 【韓国ドラマ ナビゲーター】 ◇さすらいのライター 山崎敦子 『最高の愛 ~恋はドゥグンドゥグン~』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。 ◇韓ドラ追っかけ班/エディターK 母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日。
イ・ジュニョク『良いが悪い、ドンジェ』/大人気ドラマ『秘密の森』のスピンオフがついに配信!
主人公のキャラが魅力的かどうかはドラマの面白さを左右する大きな要素のひとつ。完璧イケメンキャラや弱気を助け強きをくじくヒーローキャラもいいけれど、大人気ドラマ『秘密の森』のスピンオフとなる本作の主人公ソ・ドンジェは、もともとが脇役ということで少々異色な主人公キャラなのです。が、しかし、それがドラマをより面白くしているのは間違いなさそうです。 出世したいし、お金も欲しいし、人よりいい目をたくさん見たい……。心の中は俗欲満々で、実際に金品受授の誘惑があったとしたら、きっぱり抗えられるか自信はない。それでも悪に染まりきれないのは、強い正義感のためというよりは、元来の小心者ゆえのところが大きい。しかも、大それたことをやるにはその知力も能力もちと足りない……。とはいえ、そんな小物だとしても小物なりのプライドというか誇りだって持ち合わせていないことはないぞ! というのが、私のソ・ドンジェ分析ではあります。あれ?でも、これってひょっとして私……? そうなんです。そんな誰にも通じる小市民的なところが憎みきれない、というか愛着満々感じちゃうわけなのですね、ソ・ドンジェって。演じているイ・ジュニョクの端正すぎる顔立ちと、小物感あふれる抜け抜けキャラとのバランスも最高で、とにかくおかしい。なのに、事件に迫っていく展開は『秘密の森』テイストな本格さがそこかしこなわけでして。過去の不正問題でなかなか出世できないドンジェに回ってくるのは小さな事件ばかりなのですが、そんななか担当した交通事故が一見平凡と思いきや、妙なところで鼻の効いちゃうところがドンジェで、単なる交通事故ではない匂いを感じ取り、ひとり地味に調査を始めることから物語が展開します。事故の背後にいたのは建設会社社長のナム・ワンソン(パク・ソンウン)。どうやら再開発の利権が絡んでいるようで、土地を売ろうとしない食堂の店主を貶めるために仕組まれたものだったらしい……。 なのですが、その店主にも土地を売れない事情があり、実は食堂の敷地に遺体が。ということで、ひょんなことから未解決の殺人事件を解決したドンジェ。その矢先、とある女子高校生が散弾銃で殺害される事件が発生。容疑者として拘束されたのは、あのワンソンの息子。しかも、ふたりの背後には麻薬密売の匂いが! 事件を担当するのは我らがドンジェ。はたして事件解決に導けるのか? 適度なコミカルさと巧みなサスペンス感とピリッと小粒に効いてるヒューマンと。同僚、後輩、上司、そして悪役陣などのキャラ分配も絶妙で、年末の息抜き一気観ドラマとしてもおすすめです。(さすらいのライター山崎)