MVPに輝いた宮澤夕貴選手（写真:YUTAKA/アフロスポーツ）

◇第91回皇后杯 全日本バスケットボール選手権 決勝戦 富士通65-55アイシン(15日、国立代々木競技場 第二体育館) 【画像】女子バスケ皇后杯　ベスト８以降の結果 “バスケットボール女子日本一”をかけ行われる皇后杯は、富士通が65-55でアイシンを下し、富士通の17大会ぶり4度目の優勝で幕を閉じました。 富士通は、試合序盤からアイシンにリードを許し続け、第3クオーターまで1度もリードを奪うことができず、我慢の時間が続きます。 それでも第4クオーター、残り3分18秒に江良萌香選手の3ポイントが決まり逆転。初めてリードを奪います。その後、富士通はリードを保ち続け、65-55で試合終了。17大会ぶり4度目の皇后杯優勝を決めました。 試合後、チーム最多21得点を決め、今大会ベスト5、今大会最優秀選手に輝いた富士通・宮澤夕貴選手は「前半は富士通のディフェンスができなくてアイシンさんのスリーポイントが入って、バタバタしてしまった。ただ、最後10点差で勝てた時はほっとしましたし、1つのタイトルをとれて良かった」とコメント。 富士通はビハインドの展開が続く試合でしたが「リーグ中からディフェンスで我慢ということはずっと言っていて、チームとしても全員が理解してやっていた」と冷静さを保ちながらプレー。 今後に向けては「富士通の戦い方は変わらないので、今のディフェンスがしっかりしている分、もっとそこを強みにする。あとは、試合によって波があるので、波をいかになくしていくか。全員のステップアップが必要になると思います」と語りました。