【有馬記念】データで有力な「3歳」「前走1番人気」 ダービー馬ダノンデサイルがドウデュースに待ったをかける
「3歳馬」で「前走1番人気」が狙い
有馬記念のデータをまとめる。 【好走率アップ】 A「栗東所属の牝馬」 B「前走が海外」 C「3歳馬」 D「前走4着以内」 E「前走1番人気」 F「Hail to Reason系種牡馬の産駒」 【勝ち馬なし】 G「美浦所属の牝馬」 H「前走がエリザベス女王杯」 I「ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒」 J「前走で1秒差以上の負け」 【連対馬なし】 K「6歳以上もしくは美浦所属の5歳以上」 L「前走クラスがGⅢ以下」 M「前走馬番が11番」 今回はプラスデータが6つ(ABCDEF)ある。勝率順に並べると、E>C>B>D>A>Fの順だ。22頭いる登録馬で、プラスデータに最も多く該当し、連対馬なしデータに当てはまらないのは、アーバンシック(CDF)、ダノンデサイル(CEF)、ドウデュース(DEF)、レガレイラ(CEF)の4頭に絞られる。 4頭のうち、レガレイラは勝ち馬が出ていないG「美浦所属の牝馬」、H「前走がエリザベス女王杯」に該当するので、本命にはしづらい。一旦保留とする。 ほか3頭で、プラスデータのうち勝率上位の「E」と「C」を両方持っているのが前走菊花賞6着のダノンデサイル。前走菊花賞組は4頭の勝ち馬を出している相性の良いレースであり、同4着以下から2014年トゥザワールド(16着→2着)、2018年ブラストワンピース(4着→1着)と巻き返している例もある。 ドウデュースの秋古馬三冠達成も見たいが、ここは若い世代が待ったをかける。 相手候補は2着でもいい。そこでプラスデータを連対率順に並べると、勝率同様、こちらもE「前走1番人気」、C「3歳馬」の順で上位だった。アーバンシック、ドウデュースのうち、最も強い「E」を持つのは後者のみ。ドウデュースが2番手だ。 菊花賞馬アーバンシックは2番目に強い「C」を持つ。同年の菊花賞を勝った馬は、2011年1着オルフェーヴル、2012年1着ゴールドシップ、2015年3着キタサンブラック、2016年1着サトノダイヤモンド、2019年3着ワールドプレミアと、5頭も馬券に絡んでおり心強い。よってこれを3番手とする。 保留にしていたレガレイラは、マイナスデータ「G」「H」がネック。しかし、どちらのデータも勝ち馬こそ出ていないが、連対馬は出ている。押さえとしてなら入れてもいい。 ◎ダノンデサイル ◯ドウデュース ▲アーバンシック △レガレイラ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 今回はマイナスデータに「馬番」を入れましたが、時事ネタなど、いろんな角度のデータ(データといえないものもありますが)が飛び交うのが、この有馬記念の特徴でもあります。今年は大谷翔平選手が大活躍しましたが、背番号の「1-7」とか、ドジャーブルーの「4枠」とかが、それに該当するのでしょうか。個人的には、血圧が最高203まで上がったので、「2-3」を買いましょうかね(笑)
門田光生