ネットで学ぶ高校生が「ドキュメンタリー制作」に挑戦 現場でメンバーは初顔合わせ
■この日初めて顔を合わせた高校生 実はこの撮影、高校生自らカメラを回して、ドキュメンタリーを制作するための教材をYahoo!ニュースが作り、7月からN高とS高をモデル校にして開始した授業の一環で、全国で7つのチーム(4人1組)が撮影を始めています。高校生はなぜ、福岡県に撮影に来たのでしょうか。 神戸: 「お母さん大学」を取材してドキュメンタリーにしようと思ったのはなぜなんですか? 宮城樹力さん: まず、全員いろんな場所に離れていて、集まれる場所が限られるので、「じゃ、どこがいいだろう?」とこの地域に絞って調べた時、ホームページとインスタグラムがすごくひんぱんに更新されていたことと、今も自主的に活動していることがわかったのと、今回我々が作りたいショートドキュメンタリープロジェクトにちょうど合う活動をしている団体だとわかって、初めて連絡を入れさせてもらうことになりました。 神戸: 4人のメンバーが、今までリアルに会ったことはあったのですか? 宮城さん: ないですね、今日が初めてなので。Zoomのカメラを通して顔合わせした感じで。 神戸: 仙台から来て初めて会って、みんなの印象はどうでした? 川音怜翠さん: 私たちのチームは、他のチームよりもミーティングをひんぱんに行っていて、仲の良さは結構一番だと思うんですけど、今日初めて会った気がしなかったですね。 カメラマンは鹿児島、プロデューサーは岐阜、インタビュアーは仙台。欠席の1人は福岡だったんですけど、集まりやすい場所としてまず福岡を選んでから、ターゲットを絞っていく。ネット社会ならではの取り組みなのでしょうね。「初めて会った」と言うのにはちょっとびっくりしました。 ■「頭で考えた企画書より、現実は面白い」 一方で、「現場で取材をする」ということが、ドキュメンタリーにとって一番大事。やっぱり、行ってみたら予想と違うわけです。そういうことが僕らの取材ではとても大事なので、みんながどう思っているのか気になっていたんですが、撮影後にこんな発言がありました。