織田信成が圧巻演技で連覇!11年ぶりの全日本へ「ジャンプの精度上げる」。坂本花織からエールもらった三宅咲綺が初V【西日本シニア・結果】
“ケガに打ち勝つ”横井きな結
去年、ジュニア選手として全日本に初出場を果たした横井きな結。 強化選手入りしシニアを主戦場として迎える今季は、まさかのアクシデントが発生する。 「5月の下旬に練習している最中に選手と衝突してしまって、そのときに左足首のくるぶし辺りの骨が折れてしまった。その後は手術をして、ボルトを入れる手術を8月にしたばかり」 氷の上にのれるようになった時には初心者のように壁を使わないと滑ることができなかった。さらに、試合に出るなんて考えられない状況だったという。 そう語った横井だが、中部ブロックの舞台にケガをおして出場する。 2回転ジャンプがメインの構成に下げた中でも今できるベストな滑りを披露した。 「やっぱり諦めたくなかった。1年を棒に振ることをしたくなかった」と、競技への強い思いが伝わる演技で西日本選手権へと駒を進めた。 迎えた今大会、新ショートの『Survivor』は、今まで過ごしてきたケガの苦しい期間に打ち勝つというテーマが反映された、まさに生き抜くためのプログラムだ。 横井は短期間で3回転ジャンプ2種類にトライする。上位7名が全日本へ出場できるという条件の中、15位で迎えたフリーは、「これ以上はできないかなって思います」という言葉通り7つのジャンプを全て着氷させ、フリーのみで7位と気迫の演技を見せた。 全体9位と惜しくも全日本に届かなかったが、「シーズンに向けてしっかり頑張っていける気持ちとコンディションを整えていきたいと思っている」と前を向いた。 【シニア女子】 1位 三宅 咲綺(岡山理科大学)192.51点 2位 山下 真瑚(中京大学)184.36点 3位 河辺 愛菜(中京大学)184.15点 4位 白岩 優奈(関西大学)164.74点 5位 大庭 雅(東海東京FH)155.75点 6位 籠谷 歩未(神戸クラブ)146.84点 7位 永見 千代乃(ノートルダム清心女子大学)142.68点
フィギュアスケート取材班