織田信成が圧巻演技で連覇!11年ぶりの全日本へ「ジャンプの精度上げる」。坂本花織からエールもらった三宅咲綺が初V【西日本シニア・結果】
13回目の出場決めた大庭雅
5位は大庭雅。 「20年間のスケート人生の中で一番コンディションが良くて。ショートもフリーもずっとノーミスみたいな。かなり自信をもって試合に臨めた」と語る大庭は、社会人スケーターを代表する一人だ。 3シーズン目となるフリープログラム『Aesthetic』を熟練の優美な表現力で会場を魅了する。調子がいいという言葉通り、年齢を感じさせない軽やかなジャンプで滑り切った。 大庭は驚異の13回目の全日本出場を決めた。 「13回目でも夢の舞台です」と、フリー進出を目標に掲げる大庭の挑戦に注目したい。 6位に籠谷歩未。坂本・三原らと同じリンクで腕を磨く籠谷は、社会人スケーターとして2年目を迎える。 出勤前に練習を行うため毎日4時や5時起きでリンクへ向かい、多い時は週6日練習を行っているという。そんなハードな生活を去年1年間送った中で籠谷が気づいたのは、「ただがむしゃらにやらない」ということ。 ただがむしゃらにスケートに向き合っていた昨季から、今季は西日本へ向けて有給をとるなど周囲やコーチなどに相談し今大会に臨んだという。 そして、ショート11位で折り返したフリーは、冒頭3連続ジャンプを完璧に決め流れに乗る。 7つのジャンプを全て着氷し、やりきった表情でリンクを後にした籠谷は、フリー6位と巻き返し、去年8位で逃した全日本への切符を勝ち取った。 「正直言ってどんな結果になっても後悔はないなって思っていました」まさに競技への挑み方を変化させつかんだ3年ぶりの大舞台。 チームメイトの坂本も、泣きながら祝福の電話をかけてくれたという。「楽しんで全日本の空気感を味わって滑りたい」と意気込んだ。 7位に永見千代乃。 大学ラストイヤーの今季は、4年間、全日本へ思いを馳せながらスケートに打ち込んできたという。ショートで会心の滑りを見せ4位に立つと、フリーでも大きなミスなくまとめ遂に全日本への道をつかんだ。 「大学入ってから全日本を目指してずっとやってきた。それだけを見てやってきて周りにもサポートしてもらったので。恩返しができて嬉しいです」と喜びを語った。 念願の初夢舞台での演技に注目だ。