織田信成が圧巻演技で連覇!11年ぶりの全日本へ「ジャンプの精度上げる」。坂本花織からエールもらった三宅咲綺が初V【西日本シニア・結果】
三宅咲綺が西日本初優勝
女子は上位7名が全日本への出場を決めた。 三宅咲綺が初優勝。 強化選手入りを目指し挑んだ去年の全日本選手権で三宅は16位だった。リベンジに奮起する今季は、直前の試合でトリプルアクセルに挑戦するなど、勢いに乗った状態で今大会を迎えた。 ショートでは3つのジャンプ全てに加点がつく完璧なできで成功させ、スピン・ステップ全てで最高評価のレベル4を獲得する。 自己ベスト更新の67.72点をマークし、ガッツポーズも飛び出す渾身の演技で首位に立った。 「オリンピックシーズンの前ということで(坂本)花織ちゃんや(三原)舞依ちゃんもすごく気合いが入っている。それに追いつきたい一心で練習も量を増やして、トリプルアクセルにも取り込んでいるので、頑張りたい」 全日本&世界選手権のダブル3連覇を達成した坂本や、2022年GPファイナル女王の三原舞依らと同門で2人に刺激を受けている三宅。 演技後のインタビューで「優勝を目指して頑張ります」と力強く語った。 迎えたフリーでは、イタリア語で“気まぐれ”を意味する『カプリース』の新プログラムを披露。 ダイナミックなジャンプを次々と成功させ、会心の演技を見せる。フリーでも自己ベストを更新し、完勝で西日本初優勝を飾った。 良い演技ができた理由に、チームメイトの坂本からエールをもらったからだという。 転倒することを“スコーン”と表現する坂本にちなみ、ファンの間では、お菓子の“スコーン”を食べることで「カオリのスコーン(転倒)は引き受けた」とSNSで投稿し、良い演技ができることを願うことがはやっているという。 それにちなんで、試合当日、坂本から電話で「咲綺のスコーンは引き受けた」と言われ、その言葉をお守り代わりに挑んだそうだ。 演技後のインタビューでは、「去年優勝できず、全日本で後半グループに入れなかったのがすごく悔しかった。あの時もうちょっと頑張れたかなとか、いろいろと後悔があったけど、今回はそういう気持ちなしに全日本に行くことができる」と全日本への思いを強くした。