織田信成が圧巻演技で連覇!11年ぶりの全日本へ「ジャンプの精度上げる」。坂本花織からエールもらった三宅咲綺が初V【西日本シニア・結果】
全日本はシニアで挑む中村俊介
3位は中村俊介。 今季から国内ではシニア、海外ではジュニアを主戦場に戦う中村。ジュニアGPシリーズでは、ラトビア大会で3位表彰台にのぼった。 今大会では、痛めてしまった左足の影響で4回転ジャンプなしの構成で臨んだ。 “イメージチェンジ”を掲げるロック調でクールなイメージのショートでは、冒頭トリプルアクセルで転倒してしまい、5位と出遅れてしまう。 翌日迎えたフリーでは、7つのジャンプを全て着氷させ3位で全日本への出場権を獲得した。 シニアとして挑む全日本は、シーズン後半戦の国際大会の出場がかかる大事な一戦にもなる。「全日本でミスのない演技をして、世界ジュニアに出たい」と話す中村。 昨季の全日本14位から飛躍なるか、期待高まる。 4位に杉山匠海。 「自分に負けない」をテーマに挑んだ今大会。 ショートでは手を挙げて加点を狙うジャンプでノーミス。75.32点をマークし2位で折り返した。 フリーでは、カギとなると話していたトリプルアクセル2本にミスが出てしまうが、その後、崩れることなく演技をまとめ、5年連続5回目の全日本への出場を勝ち取った。 5位は木科雄登。 勝負のフリーで勢いのある演技を見せ、シーズンベスト更新の128.59点をマークし、渾身のガッツポーズ。 演技後には、「ジュニアのころ含めてトリプルアクセルを2本きれいに降りたことなかったと記憶している。今回いいのが2本入ったので本当にうれしかったです」と振り返る。 武器のトリプルアクセルを2本クリーンに着氷させ、9年連続9回目の全日本へ挑む。 大学院へ進んだ木科は、全日本へ出られるあと2回のチャンスを“スケート人生のほんとの最終章”と位置づけ臨む。
8度目の全日本を決めた三宅星南
6位に三宅星南。 フリーでは2季ぶりに『タイタニック』に戻して今大会に挑んだ。 ジャンプにミスはあったものの4回転サルコウ2本の攻めた構成で臨み、8度目の全日本への切符をつかんだ。 「ここ2シーズン全日本選手権と四大陸選手権でうまくいってから、そこからなかなか結果が出せずに悔しい2シーズンを過ごして今ここにいるので、必ず全日本で結果を出せるように頑張りたい」と意気込む。 7位は小林隼。 姉の小林瑠奈コーチとともに二人三脚で腕を磨き、2年ぶり2度目の全日本出場を勝ち取った。 「ショートプログラムをしっかり仕上げて、観客のみなさんにしっかりと自分の気持ちを届けられるようにしてフリーに進出したい」と意気込んだ。 8位に誉田知己。 「今までは憧れの存在で、やっぱり僕も行けるかなと思っていましたが、今の実力なら絶対行けると思っていて。やっと今日それを達成できて本当に良かった」と自身も納得の演技で初の夢舞台への切符を掴んだ。 9位に松岡隼矢。 去年、法政大学所属として東日本選手権から全日本への道に挑んだ松岡は17位と結果を残せなかった。 しかし今年、オフシーズンにホームリンクの「オーヴィジョンアイスアリーナ福岡」で行われた「滑走屋」に出演するなど、腕を磨き全日本への最後の切符をつかんだ。 「ずっと憧れていたというか、出たかった場所。そこで同世代のみんなと輝きたい」 初出場の夢舞台へ向けて、松岡は「4回転を構成に入れて自分が納得できるような、そしてお客さんに感動与えられるような演技ができれば」と意気込む。 【シニア男子】 1位 織田 信成(大阪スケート倶楽部)228.12点 2位 片伊勢 武 アミン(関西大学)206.45点 3位 中村 俊介(木下アカデミー)198.38点 4位 杉山 匠海(岡山大学)196.68点 5位 木科 雄登(関西大学)192.73点 6位 三宅 星南(関空スケート)192.30点 7位 小林 隼(同志社大学)152.35点 8位 誉田 知己(中京大学)150.63点 9位 松岡 隼矢(福岡フィギュアアカデミー)148.68点