北朝鮮から帰国アントニオ猪木氏が会見(全文1)日本は拳を半分下げる外交を
北朝鮮訪問から帰国したアントニオ猪木参院議員が、13日午後1時半めどに東京の外国特派員協会で記者会見した。 ※一部、判別できない箇所がございますことをご了承ください。
北朝鮮訪問について
司会:(英語) アントニオ猪木:元気ですか。元気があればなんでもできる。本当に今、大事なのは健康に勝るものなしということで、私もだいぶ年を重ねてきましたんで、腰も痛いし、首も痛いし、体に受けた傷、手術、年の数よりもはるかに多いというのが今の現状です。今回また、何回目でしょうかね。前回、確かあれは4年前でしょうかね。その前にもしかしたらアリの試合のときもここに呼ばれたことがあったのかなと。そういうわけで今回、またお呼びをいただきまして、ありがとうございます。 今回の訪問が32回目ということになります。最初に訪問したのが94年。北京に1泊しまして、空港へ向かう途中に金日成首席、逝去というニュースが流れて空港で足止めになりました。で、今回はお迎えできませんということで諦めて帰ってきて、そのあと、2カ月後でしょうかね、招待状が来て、最初に北朝鮮を訪問しました。 今日は時間が短いんで、なぜ北朝鮮とのつながりがあるかということは私の師匠、力道山が北朝鮮の出身だと。日本に帰化していましたから日本人でもあるわけですが、戦後最大のヒーローというか、日本の敗戦という廃虚から国民に立ち上がる勇気を与えてくれた。戦後の最大のヒーローだった師匠、力道山が祖国に錦を飾れないという、南北が分断してしまった。そういう中で師匠の思いを届けましょうというのが先ほど言った1994年ですね。最初に訪問したことから始まります。 そういうことで毎年招待をいただき、またこちらから積極的に行ったこともありますので、本当に1日も早い平和ということを願い、きましたが、逆に時代を重ねるとともに緊張が高まり、一番最悪な核戦争まで起こりうるんではないかという、今、状況に来ております。ご存じのとおり、毎日ニュース、トランプ大統領のニュース、また日本の首脳、安倍総理、あるいはいろんな各分野からの話もありますが、1つにはどちらが先かは別にして、拳を上げた。そしたら北朝鮮が拳をそれより高く上げた。それより今度はアメリカが拳を高く上げた。そんな感じで今、どちらが拳を高く上げられるか、みたいな感じに私には受け取れます。 日本は唯一の被爆国として広島、長崎ということで本来はこの仲介役に立って、さっき言った拳を半分、少しでも下げるような日本の独自の外交をやってもらいたいというのが私の思いです。 皆さんは質問があるでしょうから、あと質問に入ったほうがいいと思いますんで、限られた時間でなんでも結構です。聞いていただければ率直にお答えをさせていただきます。1つはあいさつが長くなりますと、あいつは年を取った証拠だと言われますんで。どうぞ、質問されてください。 これがあるから。 通訳:これをじゃあ今。 アントニオ猪木:〓取ってきますよ 00:11:42〓。 通訳:どちらがよろしいですか。 アントニオ猪木:大丈夫? 通訳:うん。 司会:(英語)