いま「事実婚」が選ばれる理由、「退職代行」はやさしさか?…24年5月上旬のWedge ONLINE人気記事TOP5
「日本を もっと、考える」をテーマに、Wedge ONLINEでは世の中の“いま”を深掘りする情報をお届けしています。 今回は2024年5月11日~5月24日に多くの方に読まれた記事・TOP5を発表します。 第5位からの発表です! <目次> 第5位:〈高付加価値の丸太生産に専念できない国有林の苦悩〉木材販売からみた国有林事業の不思議 第4位:【退職代行は“正義”なのか?】若者の働き方に飛び交う「やさしさ」、本当に自分のためとなる選択とは 第3位:〈戦後の日本人画家が歩んだ数奇な運命〉故郷を失った藤田嗣治と国吉康雄、そのアメリカでの〈対決〉 第2位:《宇野昌磨の引退》フィギュアは「自分を出しやすい場」、人前で話せないゲーム好きの少年が世界をけん引するまで 第1位:年々上昇を続ける生涯未婚率…法的拘束に縛られない「事実婚」を選ぶワケ
第5位:〈高付加価値の丸太生産に専念できない国有林の苦悩〉木材販売からみた国有林事業の不思議
樹木の販売方法には2つ、森林を生えたままの立木(たちき)で売る立木(りゅうぼく)販売と、森林を伐採して山元で丸太に加工してから麓に運搬して、貯木場(営林署が管理する公営の施設)や木材市場(もくざいいちば)、製材所に持ち込んで販売する製品販売がある。 筆者は昭和の終わりごろ、熊本県球磨郡に所在する多良木(たらぎ)営林署長をやっていた。人吉・球磨地方は多良木の名のとおり良質のヒノキの産地で、林業・林産業が盛んだった。木材市場はこの地方に複数あって、それぞれ月に3回丸太の競り売り(市売り)があったから、週に2回以上はどこかで市が開かれていたことになる。 木材市場は民間経営のため、主に民有林から伐採・搬出された丸太を競(せ)りにかけて販売している。ただ、営林署の丸太は70~80年生の高齢材で買い手に人気があったため、各木材市場からは客寄せの目玉商品として出品希望が高かった。筆者は、販売業務に興味があったので、営林署材が出品される市にはできるだけ参加した――。 【続きはこちら】 〈高付加価値の丸太生産に専念できない国有林の苦悩〉木材販売からみた国有林事業の不思議