「神様が言ってますよ!俺らに優勝しろって」首位に肉薄!広島・青山敏弘の“ぶちあつ”パフォーマンスが話題沸騰「2013年と同じ」「これは泣く」
【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 5-1 北海道コンサドーレ札幌(12月1日/エディオンピースウイング広島) 【映像】サポーターを煽った瞬間 バンディエラの一声で、チームとサポーターが一枚岩になった。今季限りで現役引退を発表したサンフレッチェ広島のMF青山敏弘が、ホームのゴール裏に向かって「神様が言ってますよ!俺らに優勝しろって!」と呼び掛けると、紫の大応援団がチャントの大合唱と手拍子で呼応。次週に行われる最終節での逆転優勝に向け、広島の地が情熱的に盛り上がっている。 広島はホームスタジアムでの明治安田J1リーグ第37節・北海道コンサドーレ札幌戦に5‐1の勝利を収めると、ホーム最終戦セレモニー、青山の引退セレモニーの後、ゴール裏に移動して今季限りで退団するMF柏好文の挨拶が行われた。そして、マイクが青山に渡る。 82分から広島の地でのラストマッチのピッチに立った主将は、サポーターに感謝を伝えながら、後輩が活躍する現在のチームの強さを誇らしく語る。「サンフレッチェは本当に強くなりました。そのすべてをみなさんと一緒に見てきたと思っています」と続けると、「まだ終わっていないと思っているんですよね」とこぼした。それにサポーターが大きな拍手を送る。その光景を目にし、はにかんだ背番号6の「皆さん準備できていますか?覚悟はできていますか?」の声掛けで、コール&レスポンスが始まった。そして、「神様が言ってますよ。俺らに優勝しろって!」と言い放った。 青山から紡ぎ出される一つひとつの言葉がサポーターのボルテージをどんどん高める中、青山が最後に「大阪に行くぞ!優勝するぞ!ありがとう!」と力強く締め括ると、サポーターたちは青山のチャントを熱唱。「オー青山敏弘、戦う男、広島の。オー青山敏弘、ラララララーララー」の大合唱に合わせて、チームは青山を中心に横一列に肩を組んで飛び跳ねる。1週間後に敵地に乗り込んで戦う第38節・ガンバ大阪戦での逆転優勝に向け、より強固な一体感が生まれた。 チームの先頭に立って結束力を強めるのに一役買った青山は、サポーターの大声援を全身で浴びていたのだが、その目には光るものがあった。 この一幕がつくりだした盛り上がりは、エディオンピーススタジアム広島に留まらない。SNS上でも「これは泣く。吹田で勝って優勝してくれ!」「確かにプレーではチームに貢献できないのかもしれないけど、これだけモチベーションを上げてくれるのは青山しかいないよ!」「最後の最後までチームのために戦ってくれる姿に感動と感謝」「絶対に優勝して、青山を送り出そう!」「青ちゃんありがとおおおおおお!!!!」という声が寄せられており、ボルテージは最高潮だ。 また、この青山のマイクパフォーマンスが2013年のホーム最終戦の時と似ていると話題になっている。「2013年、ホーム最終戦のインタビュー『まだ終わりじゃありませんよ。鹿島に行きましょう、優勝しましょう』を思い出させるな」「2013年の最終節前と同じこと言ってるからアツすぎる」などのコメントがSNS上に寄せられた。2013年は最終節のアウェイゲームで逆転優勝を決め、それが連覇になっており、クラブの印象的な歴史とのリンクを感じる人も少なくないようだ。 広島は12月8日日曜日の第38節・G大阪戦に一丸で臨む。 (ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)
ABEMA TIMES編集部