「夜はそれほどおなかが空かないから…」と菓子パン1つとサラダだけで済ませがちな娘。栄養が偏っていないでしょうか?
あまりおなかがすいていないと、お金もかけたくないこともあり、つい簡単な食事で済ませがちです。そうなると栄養面での心配も出てくるでしょう。 例えば「夜はあまりおなかがすかないので菓子パン1つとサラダしか食べない」という場合、食費はどのくらい節約できるのかとともに、栄養の偏りについても確認しておいた方がよいかもしれません。 本記事では、菓子パン1つとサラダを毎日コンビニで購入した場合の食費について、偏りが予想される栄養素とともにご紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
コンビニの「菓子パンとサラダ」を購入した場合にかかる1回の食費は?
毎日コンビニで菓子パン1つとサラダを購入する場合、1回につきいくらかかるのか計算してみましょう。 例えば、1個約138円の菓子パンと、約279円のサラダを購入した場合だと、合計約417円になります。総務省統計局の「2023年家計調査」によると、単身世帯における1年間の食費は55万6693円ということなので、1ヶ月に換算すると約4万6391円です。これを3食・30日で割った場合、1食分の目安は約515円です。 コンビニで菓子パンとサラダを購入した場合は、100円ほど節約できる計算になるでしょう。 サラダの種類によっては季節限定の夏野菜やパスタなどが入っていて、値段が400~500円ほどするものもあります。その場合は1食分の目安よりも高くつくことになるため、必ずしも節約できるとはいえないでしょう。
毎晩「菓子パンとサラダ」だとどの栄養素が不足するのか?
例えば、コンビニで販売されている「つぶあん&マーガリン入りコッペパン」には、以下のような栄養素が含まれているものもあります。 ●たんぱく質:7.5グラム ●脂質:12.0グラム ●炭水化物:49.1グラム(糖質:46.7グラム、食物繊維:2.4グラム) また、レタスサラダに含まれている栄養素には、以下のようなものがあります。 ●たんぱく質:0.7グラム ●脂質:0.1グラム ●炭水化物:2.7グラム(糖質:1.5グラム、食物繊維:1.2グラム) 両方をあわせても鉄分やカルシウム・ビタミンB群などの栄養素が不足することが考えられるでしょう。 また、たんぱく質に関しても、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によれば、18歳以上の女性の1日の推奨量は50グラムなので、1日3食食べる場合、1食につき16~17グラムは摂取することが望ましいとされています。 菓子パンとサラダでは1食分のたんぱく質摂取量が十分ではないと考えられるため、毎日このような食事を続けていると栄養面で不安があるといえるでしょう。