ウラカン後継・最新ランボルギーニ「テメラリオ」はさらに画期的!?V8ハイブリッド×最強トルクベクタリングの新境地に期待してしまった件【スタッフブログ 特別編・動画もあり】
未来に向けて大きな一歩を踏み出したデザイン・フィロソフィ
ダイナミック性能の革新とともに、テメラリオはデザイン、インターフェイスなど「カッコよさ」の面でも、時代の変化に寄り添って大きく生まれかわっています。 たとえばエクステリアデザイン。一見した印象は、レヴエルトが比較的トラディショナルな「ランボルギーニらしさ」を感じさせるのに対して、テメラリオはさらにもう一歩、新しいステージに踏み出した感があります。 「六角形」と「Y字」のモチーフはランボルギーニにとって、生み出された当初から受け継がれてきたデザインエレメントです。スポーティでありながらエレガント、という独自の個性が、ブランドとして強みのひとつであることは言うまでもありません。 テメラリオでもまた、六角形のコンセプトが随所に用いられています。フロントのデイタイムランニングライトシグネチャーをはじめ、テールライト、エキゾーストパイプ、サイドエアインテークなど、全身で主たるデザインテーマとして用いられていることがわかるでしょう。 一方でやや控えめ感があるのが「Y字」のエッセンスです。フロントバンパーの左右に配されたダクトワークやサイドのエアインテーク、ボンネットの大胆不敵なプレスラインなどにその片鱗は漂いますが、ライトまわりを含めたアピールはややマイルドになっているように思えます。 アウトモビリ・ランボルギーニのデザインディレクター、ミティア・ボルケルト氏による「すっきりとした、しかしエキサイティングなテメラリオのスタイリングにより、ランボルギーニの本質的で象徴的なデザイン言語に新たな形を与え、未来に向けて大きな一歩を踏み出しました」というコメントは、なかなかに意味深ではないでしょうか。 同様のグラフィックコンセプトは、実はインテリアにも採用されています。従来に比べるとややスリム化されながらも情報量に富んだ3つのディスプレイを中心とするHMIは、非常にスマートな印象があります。「のんびりドライブ好き」としては、ブランド史上もっとも先進的と謳われるマルチメディア体験にも興味津々です。 アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOであるシュテファン・ヴィンケルマン氏は、テメラリオについて「正真正銘の『フオリクラッセ』です」と語りました。 スポーツ選手としてひときわ優れた才が与えられた「超一流」を意味するそのイタリア語をあえて使っていることにブランドとしての圧倒的な自信を感じるのは、きっと私だけではないでしょう。