丸の内の森レディースクリニック院長　宋美玄先生

オトナサローネ記事の取材をオンライン公開で行う「公開取材」のシリーズ4回目は、宋美玄先生にお話を伺う「更年期に私たちの体に起きる変化とその対策」です。 【画像13点】300種類とも言われる更年期症状、代表的なものは 更年期という時期の過ごし方、体に現れる変化、そしてちょっと気になる下半身まわりのことなど、読者からの生の声を宋美玄先生にズバリ質問。さらには、公開取材に参加してくれた皆様からの質問にリアルタイムで答える形で取材を進めました。 今回は「お寄せいただいたすべての質問にご回答いただく」ハードな公開取材でしたが、なんと60分で24もの質問に答えていただきました！ 1時間の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は2本目です！

「恋人がいた方かホルモンバランスが整う」って本当なのでしょうか？

質問：47歳です。「恋人がいた方かホルモンバランスが整う」というのは本当でしょうか？その方が閉経も遅くなるのでしょうか？ 宋先生：全然本当ではありません。恋人がいることと、ホルモンバランスは、関係がありません。閉経も、恋人のいる、いないが影響するという事実はないので、無理に恋人をつくらなくて大丈夫ですよ。 女性誌等の情報で誤解している人もいるようですが、「性交渉をすると女性ホルモンが出る」とか、ホルモンが整うとか、そういう事実はないのです。

更年期障害の有無は遺伝するものですか？

質問：42歳です。私の母は更年期がまったく感じられなかったそうなのですが、更年期障害の有無は遺伝するのでしょうか？ 宋先生：ある程度、お母さんと体質が似る場合があります。しかし更年期症状は遺伝ではありません。姉妹でも全然ちがうことがあります。 2回目では「恋人がいた方かホルモンバランスが整うのか」「更年期障害は遺伝するのか」ということについて教えていただきました。次回は更年期の「前半と後半の違い」について教えていただきます。