【このLFAなんぼ?】Mr. ビーンの愛車 500台限定日本製スーパーカー「レクサス LFA」が売りに出た!その価格は?
ヤマハが設計したV10
一方、市場は「LFA」が技術的に最高傑作であることを認めている。ヤマハが開発した排気量4.8リッター、最高出力560馬力のユニークなサウンドを奏でるV型10気筒エンジンは、現在でも世界最高の自然吸気エンジンのひとつとされている。V10エンジンについては、それだけで一冊の本が書けるほど複雑なのだ。有名な逸話のひとつに、エンジンがあまりに自然に反応し回転数を上げるため、レクサスはアナログのレブカウンターを取り付けられなかったというものがある。 しかし、エンジンを別にしても、「LFA」には最高のものでなければ十分ではなかった。専用に開発されたシャシーから、カーボンファイバー強化プラスチック製のボディパーツ、標準装備のカーボンセラミックブレーキに至るまで、何もかもが惜しみなく投入されている。トランスアクスルを採用したおかげで、48/52という理想的な重量配分を実現することもできた。
2005年に最初のスタディ(コンセプトモデル)の発表が行われた後、レクサスが2010年の東京モーターショーで500台限定の市販車を発表するまで、さらに5年を要した。そして2011年春、レクサスは「ニュルブルクリンク・エディション」を発表した。わずか50台しか製造されなかったこの特別モデルは、最適化されたエアロダイナミクス、新しいホイール、さらなる軽量化が施されていた。追加料金は7万ユーロ(約1,150万円)だった。
現在、「ニュルブルクリンク・エディション」の特別モデルは特に人気が高い。とはいえ、「LFA」は当初から、そして現在も、本物のガソリンマニアとテクノロジーマニアのためのクルマであると言わざるを得ない。 しかし近年、コレクターたちはようやく「LFA」を、レクサスのようなブランドからはほぼ間違いなく二度と生産されることのない、非常にエモーショナルなスーパースポーツカーであることを理解したようだ。
LFAはエキゾチック
ドイツでは、「LFA」はエキゾチックの中のエキゾチックでもあった。2011年には3台、2012年には4台の「LFA」がドイツで新規登録された。 最も安いLFAは875,000ユーロ(約1億4,400万円)で、かつての新車価格の2倍以上である。最も高価なLFAは160万ユーロ(約2億6,400万円)という信じられない価格で販売されているほどだ。
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