「将来の夢や目標がある」小学生を7割に 熊本県が数値目標設定 こどもまんなか熊本・実現計画
熊本県は25日、県子ども・子育て会議を開き、将来の夢や目標を持っている児童生徒の割合など「こどもまんなか熊本・実現計画」基本方針に盛り込む数値目標を示した。計画期間は2025~29年度の5年間。 熊本の教育・子育て
数値目標は計画の趣旨に沿って「幸せに暮らす」「成長できる」「県民が家庭や子育てに夢を持てる」に分類。それぞれ3項目を設定する。 数値目標のうち「普段の生活の中で、幸せな気持ちになることがよくある」は、23年度の全国学力・学習状況調査で小学生47・2%、中学生38・8%だったのをいずれも55%にする。「将来の夢や目標を持っている」は小学生60・3%を70%、中学生38・5%を55%に引き上げる。「悩みなどを相談できる人がいる」は、県のこどもの生活実態調査から子ども72・6%を80%、保護者85%を90%にすると定めた。 実現計画は数値目標を盛り込んだ基本方針と具体施策で構成。次回会合で具体施策を取りまとめ、本年度中に計画を策定する。 基本方針には、放課後児童クラブの待機児童数216人、男性の育児休業取得率37・2%、こどもの相対的貧困率13・3%といった60項目ほどの現状の数値も明記。変化を追い、施策に反映する。(川野千尋)