〔米株式〕ダウ反落、128ドル安=ナスダックは史上最高値(2日)☆差替
【ニューヨーク時事】週明け2日のニューヨーク株式相場は前週末に史上最高値を更新した後を受け利益確定の売りが出て、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比128.65ドル安の4万4782.00ドルで終了した。一方でハイテク株中心のナスダック総合指数は185.78ポイント高の1万9403.95と、最高値を更新して引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比3億2859万株増の9億8287万株。 ダウ平均は前週末に再び最高値を更新して取引を終えたこともあり、これまで買い進まれた銘柄を中心に利食い売りが出やすかった。市場関係者らは米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、今週のFRB高官の講演や、6日発表される11月の雇用統計を注視している。 この日はIT株が堅調で、年末商戦の売り上げに注目が集まるアマゾンは1.4%上昇した。マイクロソフトは1.8%高、アップルは1.0%高。 スーパー・マイクロ・コンピューターは約29%高。同社はこの日、不正会計疑惑に関して特別委員会による精査の結果、不正行為の証拠は確認されず、新たな最高財務責任者(CFO)らを探していると明らかにした。 一方で業績が低迷しているインテルは同日、ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の退任を発表したことで株価は上伸したが、0.5%安で取引を終えた。 アムジェンは1.7%安、キャタピラーは0.9%安。JPモルガン・チェースは1.4%下げた。