2025年のテーマは「延長」 ソフトバンク周東佑京、充実の24年を経て芽生えた意識 「2・1宮崎スタート」にも意欲
ソフトバンクの周東佑京内野手(28)が4日、宮崎で行う2月の春季キャンプに初日から参加する意向を示した。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 昨年11月に受けた左膝手術からのリハビリを続けており、走塁や打撃練習は今月中にも再開の見通しという。当初は復帰まで約4カ月とされたが、ここまでの経過は順調で「キャンプまでに強度を上げていって、という感じ。(春季キャンプに間に合わせる)プランで持っていってます」と説明。キャンプインに向け、急ピッチで仕上げに入る。 年末年始は関東地方で過ごすなど、4日間の休みを経て、3日から練習を再開。この日もみずほペイペイドームで汗を流した。「(新年は)あまり実感がない。ずっと動いている、というのもあるから」。例年とは異なるリハビリ中心のオフにも、冷静に先を見据えている。今後は病院の診断でGOサインが出れば、1月中に走塁や打撃を再開させる予定だ。 新年のテーマには「延長」を掲げる。 「毎年シーズンが終わって『来年はこうしていこう』と思ったことをやっても、シーズン中は『元に戻った』みたいになる。変えることはしなくてもいいんじゃないかなと」 昨季は123試合に出場し、初めて規定打席に到達した。中堅手のレギュラーとして活躍した証として、ベストナインとゴールデン・グラブ賞も獲得するなど充実の1年となった。目に見える成果をつかんだだけに「去年より良い成績を確実に残したい。去年をベースに上積みできたら」と継続する重要性を説く。今オフは目立った新たな取り組みは見送り、シーズンを通して試合に出場して得た経験や感覚を胸に、さらに積み上げを目指す。 充実の1年を終えても、レギュラーをつかんだ安心感はない。「まだポジションが確約されているわけではないし、若い選手と争っていかないといけない。まだ確約されていない。競争に勝つことが最優先」と言い切る。確固たる地位を築くために大事な2025年は「いい1年にしたい」とはにかんだ。 目標成就のため、キャンプインから自慢の快足を見せるめどが立った。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOソフトバンク情報】