須崎優衣破るも体重超過で失格のビネシュ 銀メダル求め提訴 初日に決勝進出、2日目の計量で超過 すでに現役引退表明
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は9日、パリ五輪女子レスリング50キロ級で日本の須崎優衣を破り、決勝に進んだものの、2日目の計量で失格となったビネシュ・フォガット(インド)が銀メダルの授与を求めて提訴したと発表した。 ビネシュは同階級初日に1回戦で前回覇者の須崎を破り、翌日に行われる決勝進出を決めた。しかし、2日目の計量では髪を切り、血を抜くなどの壮絶な減量で挑んだが約100グラム超過し、失格に。自身のXで8日に現役引退を表明した。Xでは「私は負けました、ごめんなさい」などと記し「私の勇気はすっかり折れてしまいました。今の私にはこれ以上の力はありません」と投稿。「さようならレスリング 2001-2024」とつづり、引退を表明した。