香港のIJCはバルザローナ騎手がV、最低人気馬を勝利に導くなど2勝…“日本代表”川田将雅騎手は上位進出ならず【コエミリポート】
【小泉恵未リポート・香港特別編】 香港・ハッピーバレー競馬場で4日夜、「2024ロンジン・インターナショナルジョッキーズ・チャンピオンシップ(IJC)」が行われ、日本からは川田将雅騎手(39)=栗東・フリー=が参戦しました。レースに騎乗する馬は抽選で決まりますが、その馬をどう導くか、騎手の腕の見せどころです! 私の愛しのオーストラリアのウインクス号に騎乗していたヒュー・ボウマン騎手は香港に拠点を移し、今年で2年目。現在はザック・パートン騎手に次ぐ香港リーディング2位の座におり、今年は初めて香港代表としてIJCに挑みます。 出場にあたり「2016年に優勝していますが、香港を代表して出場するのは今回が初めてでうれしいです」とコメントしました。世界のウィリアム・ビュイック騎手は、まだIJCでは優勝経験がありません。「今年も騎手の顔触れを見れば、ベストオブベストのメンバーで楽しみです!」とレース前は張り切っていました。 そんなトップジョッキーたちもワクワクして挑むレース、初戦で最低12番人気のサージェントペッパーで鼻差勝利に導いたフランスのミカエル・バルザローナ騎手が、第2戦でも10番人気馬で2着と活躍しました。勝ったのはロマンティックウォリアーで今年の安田記念を制している、ニュージーランドのジェームズ・マクドナルド騎手でした。 第3戦は現在JRAで短期免許で騎乗している英国のホリー・ドイル騎手が勝利。そして最後の第4戦はオーロラレディーに騎乗してバルザローナ騎手が第1戦に続いて勝ち、見事優勝を決めました。レディーとついてますが騸馬です。ちなみに第1戦のサージェントペッパーは漢字表記では胡椒軍曹。名前が個性的で覚えやすい! 川田騎手は第1戦11着、第2戦5着、第3戦10着、第4戦5着同着で残念ながら上位入賞はなりませんでした。(フリーアナウンサー)
中日スポーツ