【オリックス】才木海翔、激動のシーズンに「支配下の目標は達成できた」700万円アップの1200万円でサイン
オリックス・才木海翔投手が29日、大阪・舞洲の合宿所「青濤館」で契約更改交渉に臨み、700万円アップの1200万円でサインした(金額は推定)。 育成2年目で迎えた今季は、開幕からファームで好投を続けると、5月24日に念願の支配下登録。同26日の西武戦(ベルーナドーム)ではプロ初登板を果たし、中継ぎで1回無安打1奪三振で無失点と鮮烈なデビューを飾った。 リリーフで13試合に登板後は、ファームで先発として再調整。プロ初先発となった8月16日の日本ハム戦(京セラドーム)では、5回3安打1失点で勝利を呼び込んだ。最終的には15登板(2先発)で0勝2敗、防御率5・09で激動のシーズンを終了。「支配下で1軍で投げる目標は達成できた。そのなかで、いろんな場面で投げさせてもらった」と振り返った。 秋季キャンプ終了後には、一人暮らしの開始を予定。だが、得意料理を問われた右腕は、「卵も割れない」とまさかの返答で報道陣の爆笑を誘った。「(普段の投球で)フォークを投げるからか、その感覚で絶対に殻が入る。難しい」と、本格派投手ならではの“悩み”を吐露。そのなかで「きれいに割れるようにチャレンジしたい。スクランブルエッグくらいなら多分できる」と少し恥ずかしそうに意気込んだ。 今オフの自主トレは、舞洲で行うつもりだ。「来年は求められるレベルも上がってくる。体の大きさ、球速、集中力、全てにおいてレベルアップしたい」と、支配下2年目のシーズンに向けての成長を決意。「今年は1勝もできなかったので、勝利を。与えられた場面で結果を出したい」と先発、中継ぎを問わず、プロ初勝利をつかみ取ることを目標に掲げた。
報知新聞社