井上尚弥 VS中谷戦に意欲「強いなという印象。自分も興味出てきている」近い将来ドリームマッチ実現の可能性も
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=が21日、都内で「井上尚弥出演!エキサイトマッチSP『井上尚弥VSTJ・ドヘニー』『武居由樹VS比嘉大吾』」(WOWOWライブとWOWOWオンデマンドで11月4日後9・00放送・配信)の収録を行った。終了後の取材で、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=との近い将来のドリームマッチ実現に、意欲を見せた。 フェザー級転向は2026年かと聞かれた尚弥は「どうかな。まだ分からないですよね」と返した。その後で自ら「(米専門誌のザ・リングによる全階級を通じた最強ランキング)パウンド・フォー・パウンド1位になりたいという若者がいるので、その若者が上がって来るのを待つしかないのかな」と、フェザー級転向前の中谷戦実現に意欲を見せ、報道陣をどよめかせた。 「これだけボクシングファンが言っているのであれば、もう口に出してもいいのかなと。1位を目指していると言っているということは、そういうこと(尚弥と戦う)じゃないですか」と、この段階で言及した理由を説明。14日に行われた中谷の防衛戦については「やっぱり強いなという印象はありましたよ。だからこそ自分も興味が出てきていますし」と語った。 24日に次戦の記者会見が行われることが公になった。次戦、次々戦の相手はIBF・WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)、WBA1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が有力だ。トレーニングは9月3日のドヘニー戦後も「持続してやっている」といい、収録後にはドヘニー戦後、4回目のスパーリングを行うとした。 なお、左目がふさがり気味で出血が見られたこと、13日に弟・拓真がWBA世界バンタム級王座から陥落したことについては、それぞれ「左目は大丈夫」「今ここで話すことではないかな」と、多くを語らなかった。