【40代、50代・痛みも疲れも「脱力」で解消! ②】腕を上下・前後に振るだけで肩や腰の力みが取れる!
腕を上下・前後に振って体を脱力!
「特別に用意するものはありません。動きやすいラクな服装で、裸足※1 で自然な呼吸をしながら行います。頭は自然の揺れに任せて、視線はできるだけ固定※2 します。ひとつの動きを1分を目安に、できれば毎日行いましょう」 ※1:普段あまり使わない部位はボディマップ(身体地図)が弱くなっています。特に靴下や靴を履いていることが多い人は、足裏のボディマップが弱い傾向です。脱力スワイショウ体操を行うときは裸足で行うとより効果的です。ボディマップに関しては第1回参照。 ※2:体と一緒に頭まで激しく動かすと目が回ってしまうことがあります。 《上下の脱力スワイショウ体操》 両手を同時に振り下げて上げる体操だ。
【1】 腰幅ほどに両足を開いて立ち、両腕を肩の高さに上げる。膝には力を入れず軽く曲げ、体の力を抜く。腕の重みを感じるくらい、完全に力を抜いて両腕を振り下ろす。 「ひじを柔軟にして、ひじから先が抜け落ちるような感覚です。後ろ側には自然に行くところまででOKです」
【2】 振り下ろした腕の反動を利用して、両腕を肩の高さまで振り上げる。1~2の動作を繰り返す。両腕を上に放り出すようなイメージで、気持ちよく腕が動く範囲で行う。肩甲骨も動いていることを意識するとより効果的だ。
《前後の脱力スワイショウ体操》 今度は左右の腕を前後に交互に振る体操だ。肋骨まわりの力みが取れ、深い呼吸ができるようになり、肩こり解消効果もアップ!
【1】 腰幅ほどに両足を開いて立ち、右腕を前に出し、左腕を後ろに引く。
【2】 続いて左の腕を前に、右腕を後ろに振る。こうして左右の腕を交互に前後に振る。前に伸ばした腕を脱力させてその反動で後ろに振るイメージだ。 「しばらく続けていると、自然と体にねじれが入ってきます。これにより自然に肋骨まわりが緩んで深い呼吸がしやすくなります。また、膝がリズムにのって上下するかもしれませんがそれでOK。無理にねじろうとしたり、膝を意識する必要はありません。リズミカルに1分ほど続けます。 疲れたと思ったときほど、気持ちよくリズミカルに行うことで、幸せホルモンといわれるセロトニンが出てきて、ストレス解消&前向きな気持ちが戻ってきます」