休業要請を段階解除 大阪・吉村知事が会見(全文1)7日間連続で基準達成
病床数と重症の入院患者数も毎日公表していきたい
ここで、それぞれの外出とかイベントとか施設のいろんなお願いごとを、その段階別に整理をしました。ここで1つ言えることは、このロードマップなんですが、やはりワクチン、あるいは有効な治療薬が見つかるまでは、この出口というのが上がったり下がったりすると。これをどうしても許容せざるを得ないということです。そうやってこのウイルスと共存していく道を選んで、そして、ぐわっと上がってくるのをなんとか抑えて医療崩壊を防ぐ。医療崩壊を防ぐことによって、本来、失われるべきでない命を守るということをやりながら、ただ、ウイルスが、これは広がる可能性もあるということも許容しなければならないというふうに思ってます。ウイルスが広がらないようにするために、皆さんに今後いろんな、これからもさまざまなお願いをするということになりますが、その程度についてはこうやって段階によって変わってくるということになります。次、いいですか。 これは大阪モデルの数値です。先ほど申し上げたとおり、例えば一番感染率が高かったとき、陽性率が高かったとき、27%ぐらいありましたが、この7日間の移動平均で見れば現在は約1.6%という低位に抑えれてます。それから、感染経路不明者についても1日で70人の日もありましたが、今は移動平均、平均で2.86人になってます。それから、重症病床の使用率、60%未満に設定しました。これは一時期100%を超えるという時期がありましたが、今は22.9%、コロナのための病床の数と重症の入院患者数、これも毎日データとして公表していきたいと思います。
5月31日時点でもう一度判断
現在は22.9%。これが7日間、整いましたので、本日、緑のランプをつけた。これからが第2ステージの始まりなので、この緑をぜひ維持する努力をしていきたいと思いますし、ぜひ、それを府民の皆さんにお願いしたいと思います。 5月16日以降の緊急事態措置の段階的解除の具体的な中身についてです。先ほどまでは大きな方向性についての話ですが、これが具体の詳細についてです。まずは期間ですが、5月の31日までお願いしたいというふうに思います。緊急事態宣言の期間が5月31日までですので5月31日まで。5月31日の時点でもう一度、判断をしたいと思います。国において5月21日に緊急事態宣言を解除するかもしれないという、そういうアナウンスもありましたので、もし国から緊急事態宣言を解除するというようなことがあれば、その時点で5月22日にもう一度、判断したいと思います。 中身ですが、まず、外出の自粛要請です。これは府民の皆さんに対するお願いです。府民の皆さんに対しては、現在も緊急事態宣言の警戒地域に指定されてます。ですので、極力、8割程度の接触の機会の低減をぜひ目指していただきたいと思います。その中で特に今までは病院に行くとか買い物以外はずっと家にお願いします、仕事に行く以外は全部、家にお願いしますってお願いしましたが、そのお願いはしません。 具体的にどういうことをお願いするのか。まず、不要不急の帰省、里帰りであったり旅行、これは控えてもらいたいと思います。それから、府県をまたいだ移動、これはできるだけ避けてもらいたいと思います。大阪から東京とか、大阪から兵庫、大阪から京都、そういった府県をまたいだ移動、仕事でどうしてもというのはこれは当然、仕方ありませんが、それ以外で不要不急の府県をまたいだ移動っていうのは控えてもらいたいと思います。それから、接待を伴う飲食店など、夜の繁華街への外出・利用っていうのは、ぜひ、夜の外出については自粛をお願いしたいと思います。 特にこの接待を伴う飲食店においては、このあと説明しますが、休業要請を引き続きお願いするところになります。これは東京もそうでしたが大阪もそうでした。明らかにクラスターが発生したのが夜の接客を伴うお店です。そこはクラスターが発生したら非常に見えにくいという特徴もあります。ぜひ、夜の接待を伴う飲食店については、緊急事態宣言期間中、引き続き控えていただきたいというふうに思います。