下関市立大と元教授が和解 任期満了での退任認める
下関市立大(山口県下関市)の理事だった飯塚靖元教授(66)が、学外で大学の運営を批判する発表をしたとして理事を解任されたのは不当だとして、解任の無効確認などを求めた訴訟が広島高裁で和解したことが18日、元教授側への取材で分かった。13日付。飯塚氏が任期満了の2021年3月末で理事を退任したことを相互に認めた。 和解調書によると、他に市立大が飯塚氏に解決金60万円を支払う。 一審判決によると、飯塚氏は20年10月18日、大分市で開かれたシンポジウムで大学の運営を批判。インターネット上で文書を公表した。理事会で事実確認を求められ拒否すると「理事に適しない」として解任された。