日本市場に導入される？スズキ「ジムニー5ドア」

　いよいよスズキ「ジムニー5ドア」が日本市場に導入されると言います。 　ジムニー5ドアといえば、2023年1月にインドの「Auto Expo 2023」で世界初公開されたモデルです。本当に日本市場に来るのでしょうか。 【画像】超カッコいい！ これがスズキ「新型ジムニー5ドア」です！（30枚以上）

まもなく？ スズキ新型「ジムニー5ドア」登場？

　現行ジムニーは2018年にデビューして以来、世界に市場を拡大しているモデルです。 　その見た目は、歴代モデルを意識したようなスクエアなデザインが特徴でその人気は一般層に拡大していました。 　日本市場では、軽自動車「ジムニー（660cc）」と小型車「ジムニーシエラ（1500cc）」という2モデル（どちらも3ドア）を設定。 　なお日本市場では、それまでのコアなファン層以外にも女性層や若年層からの支持も得たことで人気が高まり、納車待ちが1年半以上となったことも。現在では落ち着いているようですが、それでも半年以上は待つようです。 　一方で海外市場では、「ジムニー」の名前でジムニーシエラが販売されており、3ドアという共通点はあるものの車名や細かな仕様は国や地域によって異なっていました。 　そんなジムニーシリーズですが、前述の通り2023年1月にインドで待望の5ドアが登場します。 　その後、インドを皮切りにアジア市場（インドネシアやフィリピン）をはじめ、メキシコ、オーストラリアで販売されています。 　なおオーストラリアでの5ドアは「ジムニーXL」という車名で、3ドアと差別化を行って展開されているようです。 　ジムニー5ドアのボディサイズは全長3985mm×全幅1645mm×全高1720mm、ホイールベース2590mm。従来よりホイールベースを340mm延長し、後席ドアを新たに追加。 　なお3ドア同様の1.5リッターエンジンを搭載し、5速MTと4速ATを用意しています。 　話を日本市場に戻すと、「東京オートサロン2024」でとあるカスタムショップが並行輸入でジムニー5ドアを日本初展示して話題に。 　その後も並行輸入業者がいくつか現れは消えていました。なお、現在は中古車市場にも複数台流通しており、500万円前後で取り扱われているようです。 　一方でスズキによる正規販売を待ち望む声も多く、「早く普通に買えるようにして欲しい」という声もありました。 　そうしたなかで、2025年初旬には正式にジムニー5ドアが日本市場に登場するという噂が出ているようです。 　複数のスズキ販売店関係者は「もうすぐ5ドアに関する情報が出てくる」「2025年前半には導入される」と言います。 　なおユーザーが気になるのはその価格です。 　日本市場で販売される「ジムニー（660cc）」は165万4000円から200万2000円。「ジムニーシエラ（1500cc）」は、196万2400円から218万3500円となっています。 　また、とある並行輸入業者は以前に5ドアのベースグレード「ZETA」と上位グレード「ALPHA」にATとMTを用意し、価格は395万円から435万円までという形で販売するとサイトに掲載していました。 　この並行輸入価格には海外から日本に持ってくる代金、日本市場の法規に合わせた登録・整備などの代金が含まれていると見られます。 　一方でスズキ自らが正規販売する場合には、メーカーとして他モデルと同じような流れで行うと見られます。 　そうしたことから、おそらくジムニー5ドアの価格は「ジムニーシエラ（1500cc）」の218万3500円より高くはなるものの、300万円以下では手に入る可能性は高そうです。 　果たして本当に、ジムニー5ドアが日本市場に正式導入されるのか、今後のスズキに注目です。