東京都知事選告示後で初の週末 島で都心で訴える候補たち
東京都知事選(7月7日投開票)は22日、告示後初めての週末を迎えた。離島で有権者と触れ合う現職、都心の街頭や練り歩きで政策を訴える新人たち。候補者たちの1日を追った。 【写真】「女性の全裸選挙ポスター」をはがす候補者(一部画像処理をしています) 小池百合子氏 無所属現職の小池百合子氏(71)は伊豆諸島の八丈島を訪れた。小池氏は初当選した平成28年都知事選でも告示翌日に八丈島を訪れている。 島名産の生地を使ったスカーフを首に巻き、牧場の視察や支援者との意見交換などをこなした後、今回の選挙戦では初めての街頭演説を行った。 「島の匠の技術を残し、新しいものに変え、八丈の文化をこれまで以上に伸ばす。マーケットは世界」と述べ、「思い入れがある」という島嶼部の魅力を世界にアピールしていくことを約束。演説終了後は集まった有権者と触れ合い、その日のうちに飛行機で羽田に戻った。 石丸伸二氏 無所属新人で前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は、午後、上野駅に半袖の白シャツ姿で登場。聴衆がロータリーを取り囲み、付近の施設の2階部分まで押し寄せた。 石丸氏は「経済と行政のどちらも知る初の都知事を目指す」とし、市長時代に実現したとする教員の負担軽減と教育の質の向上などを訴えた。また、「既存の政党に属さない人間がこれだけ大きな選挙で1番になれば多くの政治家の意識が変わる。東京から日本の政治を動かしましょう」と呼びかけた。 その後はアメ横商店街をインターネット配信しながら練り歩き、有権者との写真撮影に応じた。 田母神俊雄氏 無所属新人で元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は午前、JR池袋駅東口で、暑い日差しにもかかわらず、スーツにネクタイ姿で選挙カーの上に立ち、タレントのデヴィ夫人と並んでマイクを握った。 足を止めた聴衆に、「都民の安全と豊かな暮らしを実現する。教科書は日本人が自信と誇りを持てるものに直さないといけない」と保守層を意識した教育政策や災害対策などを訴えた。デヴィ夫人は「都民の声を実行してくれるのは田母神さんしかいない。国土が外国人にどんどん買われている」と支持を求めた。この後は繁華街を練り歩き、JR水道橋駅前などで街頭演説を行った。 蓮舫氏