キャンプの満足度は「グラウンド」選びで決まる? 意外にも大切な地面の種類と選び方とは
キャンプ場には、あらかじめ使用できる範囲が区切られている「区画サイト」やスペースに制限がない「フリーサイト」など、様々な種類の区画があります。キャンプ場を選択する際は区画の特徴を考慮して決める必要がありますが、その際、意外に重要なのが「地面選び」。キャンプ場の地面の種類によって、快適に過ごしやすかったり、初心者にはハードルが高かったりとそれぞれに特徴があります。そこで今回はキャンプ場の地面の種類と選び方の基本をおさらいしていきましょう。 【写真】キャンプ場の地面選びの方法をチェックする(全8枚)
地面のタイプは大きく分けて3種類
キャンプ場の地面の種類は、大きく分けて「芝生」、「砂利」、「土(砂)」に分かれています。「芝生」はペグが地面に刺さりやすいため、テント設営もしやすいのがポイント。また寝心地も良く、汚れにくいので初心者や家族連れでのキャンプにおすすめです。 注意点としては、キャンプ場によっては芝生の水はけが悪い場所もあるので、雨の日は注意が必要です。区画サイトであればある程度水はけがいい場所が多いですが、初めて行く場所では見極めが難しいでしょう。対策として、あらかじめ天気を確認しておくことが重要。また使用予定のサイトの水はけについて、キャンプ場に問い合わせて確認してみるのもおすすめです。
汚れにくさが人気の砂利サイト
「砂利」は土がないため、ほとんど汚れないのが最大のメリット。また水はけもいいため、砂利のサイトを好む人は多いようです。土や泥で汚れることが少ないので、片付けがかなり楽なのも嬉しいポイントですね。 一方で地面が硬いため寝心地は悪く、厚いマットやコットなどを使用して快適に過ごすための工夫が必要になります。設営の際には砂利でテントが破れる可能性があるため、グランドシートを敷いてテントを保護しておくことも大事でしょう。またペグも刺さりにくく、プラスチックペグなどはすぐ壊れてしまうため、頑丈な鍛造ペグがおすすめです。
上級者向けの土サイト
「土(砂)」サイトのメリットは寝心地の良さと言えますが、デメリットが多く、上級者向けと言えます。水はけが悪い場所が多く、ペグも抜けやすいため、設営の際には注意が必要。特に土のサイトではかなり汚れやすくなるので、初心者は避けた方が無難かもしれません。 たまにあるのが「ウッドチップ」が敷いてあるキャンプ場。ウッドチップを使用しているキャンプ場自体があまり多くありませんが、水はけがよく、汚れにくさ、寝心地もバッチリとメリットはかなり大きいと言えます。 大きなデメリットはほとんどないですが、乾燥しているウッドチップは火が燃え移りやすいため、火には注意しなければいけません。キャンプ場選びに意外に重要な地面選び。天候によっても選択肢は変わってくるので、状況に合わせて選べるといいですね。
野中陽平