“現役ドラフトで日本ハム”水谷瞬23歳に楽天・藤井聖27歳、巨人ヘルナンデス29歳も…「一軍経験の少ない新戦力」が2024交流戦トレンドに
石田裕太郎、曽谷、ヘルナンデス…新顔がスゴかった
〈投手成績〉※リーグ防御率に基づくPR=Pitching Run順 ・セ 大瀬良大地(広)3登1勝23回 責0率0.00 PR6.76 才木浩人(神)3登3勝24回 責1率0.38 PR6.06 九里亜蓮(広)3登2勝22回 責1率0.41 PR5.47 髙橋宏斗(中)3登2勝19.1回 責1率0.47 PR4.69 石田裕太郎(De)2登2勝14回 責1率0.64 PR3.12 ・パ 早川隆久(楽)3登1勝23回 責1率0.39 PR6.33 モイネロ(SB)3登2勝22回 責2率0.82 PR5.01 曽谷龍平(オ)2登1勝13回 責0率0.00 PR4.14 メルセデス(ロ)3登1勝1敗21回 責3率1.29 PR3.69 伊藤大海(日)3登2勝1敗21回 責3率1.29 PR3.69 セは6月7日のロッテ戦でノーヒットノーランを記録した大瀬良が1勝ながら23回を自責点0、阪神の才木は3試合24回で自責点1のみで、3勝を挙げた。パでは楽天の早川、ソフトバンクのモイネロが好投した。 勝利数はセが前述した才木、パが楽天の藤井聖でそれぞれ3勝。救援ではセが広島・栗林良吏が5セーブ、中日の松山晋也と清水達也、阪神の桐敷拓馬が5ホールド。パはソフトバンクのオスナが6セーブ、ソフトバンクの松本裕樹が7ホールドを挙げた。 今年の交流戦では23歳の水谷と曽谷、22歳の石田裕太郎、27歳の藤井聖ら昨年まで一軍で主力クラスではなかったフレッシュな顔ぶれの活躍が目立った。巨人の新外国人ヘルナンデス(29歳)も含めて、交流戦で名を上げた「新戦力」が、今後のペナントレースを動かしていくのではないか。 接戦が多く、見ごたえのある試合が多かった今年の交流戦だった。
DeNA7連勝の中でオースティンが絶好調
【2024年6月10日~6月18日 週間成績】 〈セ・リーグ〉 ・今季成績 広 島61試32勝25敗4分 率.561 阪 神66試32勝30敗4分 率.516 巨 人66試31勝30敗5分 率.508 DeNA64試32勝31敗1分 率.508 ヤクルト64試27勝33敗4分 率.450 中 日65試27勝33敗5分 率.450 ・11週目の成績 DeNA6試6勝0敗0分 率1.000 広 島6試4勝2敗0分 率.667 ヤクルト6試3勝3敗0分 率.500 阪 神7試3勝4敗0分 率.429 巨 人6試2勝3敗1分 率.400 中 日6試2勝4敗0分 率.333 DeNAは、前週から7連勝。首位広島から最下位ヤクルト、中日まで6.5差と依然として混戦状態にある。 〈打撃成績5傑〉 オースティン(De)26打10安2本5点 率.385 RC7.27 カリステ(中)22打8安2本3点1盗 率.364 RC5.59 サンタナ(ヤ)21打6安1本3点 率.286 RC4.84 岡本和真(巨)22打5安2本5点 率.227 RC4.67 ヘルナンデス(巨)24打8安1本1点 率.333 RC4.60 2週連続でDeNAのオースティンがRC1位。DeNA7連勝の原動力となった。それ以外にも外国人選手の活躍が目立った。本塁打はDeNAオースティン、中日カリステ、巨人岡本、ヤクルトのオスナが2本。打点は二軍から再昇格したDeNA度会隆輝が9。盗塁はヤクルト西川遥輝、広島の矢野雅哉が2がそれぞれ最多だった。 〈投手成績5傑〉 西勇輝(神)1登1勝9回 責0率0PR2.87 九里亜蓮(広)1登1勝9回 責0率0PR2.87 東克樹(De)1登1勝9回 責0率0PR2.87 石田裕太郎(De)1登1勝9回 責0率0PR2.87 グリフィン(巨)1登1勝8.9回 責0率0PR2.77 阪神の西は6月13日のオリックス戦、広島の九里は同日の西武戦、DeNAの東は15日の西武戦で、石田は16日の西武戦でそれぞれ完封勝利。石田は95球完封でマダックス(100球未満で完封すること)を達成している。一方で3試合で完封を喫した西武打線の異様な沈黙が気になる。救援では広島・栗林良吏が2セーブ、同じく島内颯太郎が2ホールドを挙げた。