島の特産品を東京駅でPR 奄美群島の3業者団体出展 離島百貨店「島のめぐみ」
全国の離島から知られざる特産品を集めて紹介・販売するイベント「島のめぐみ」(一般社団法人離島百貨店主催)が11月29日~12月1日、東京都千代田区のJR東京駅改札内のスクエアゼロで開かれた。鹿児島県奄美群島からは喜界町、徳之島町、知名町の3事業者・団体が出展し、それぞれの特産品をPRした。 イベントは、農林水産省の補助推進事業。1日の利用者が100万人を超え、全国各地から人が集まるとされる東京駅で開催することで離島の特産品を広く知ってもらい、各地域の農水産品活用の機会を拡大するのが狙い。初めてのイベントで、北は宮城県から南は沖縄県までの離島の事業者・団体の25ブースが並んだ。 知名町からは、おきのえらぶ島観光協会が島バナナのドライフルーツやキクラゲの肉みそなど約20品目を販売した。徳之島町総合食品加工センター美農里館は地元のかんきつ類シークニンのジャムやジュースなどを紹介した。 喜界町からは、農産品の栽培から加工、商品化までを手掛けているSONTAR GARDENが出展。地元産のパッションフルーツを使ったシロップや花良治ミカンが入った万能薬味などを販売した。JR東京駅改札内とあってスーツケースで移動する観光客や若者らがひっきりなしにブースを訪れていた。 SONTAR GARDENの園田裕一郎代表(38)は「台風で出荷できなくなったマンゴーなどの農作物を農家から買い取って加工品として新たな収入につなげたいという思いでやっている。島の良いものを全国の人に知ってもらう絶好の機会になった」と喜んでい
奄美の南海日日新聞