J1連覇達成の神戸、来季から山川哲史が新キャプテンに…山口蛍が涙ながらに思いを語る「幸せな1年間でした」
ヴィッセル神戸のキャプテンを務めるMF山口蛍は、来季のキャプテンについて語った。 8日の最終節で湘南ベルマーレをホームに迎えた神戸。前半のうちに宮代大聖と武藤嘉紀のゴールでリードを奪うと、70分には扇原貴宏が豪快なミドルシュートでダメ押しの3点目をマーク。このまま3-0で勝利を飾り、J1では史上6クラブ目の連覇を達成した。 【最終順位:J1リーグ】 これで天皇杯と合わせて、国内ニ冠も達成した神戸。最終節後には本拠地ノエビアスタジアム神戸で優勝セレモニーが行われた。このセレモニーでスピーチした山口蛍は、「ファン・サポーターの皆さん、1年間応援ありがとうございました」とサポーターへ挨拶を述べると、自身が今季限りでキャプテンの座を降りること、山川哲史にアームバンドを託すことを涙ながらに明かしている。 「本当に最初から最後まで、誰1人欠けることなくやってこれたことがこの連覇という結果につながったと思います。本当にありがとうございます」 「そしてこの場で、この瞬間を持ちまして、キャプテンの座は降りたいと思います。(言葉をつまらせながら)来シーズンからはテツ(山川哲史)に引き継いでもらいたいと思います。今年1年間、正式にキャプテンを任せてもらえて、本当に素晴らしい仲間に支えられ、幸せな1年間でした。本当にみんなありがとう」 「テツには、神戸のレジェンドであるクニ(北本久仁衛)さんのように、長くヴィッセル神戸を支えてほしいと思います。そして皆さんに、時には厳しく、暖かく見守っていただければと思います。ヴィッセル神戸を愛するすべての皆さん、1年間応援ありがとうございました」 なお山川哲史は、今シーズンの「三木谷良一賞」を手にしている。