ボイメン水野「名古屋から夢叶えられること証明したい」
「目指すのは大泉洋さんのような存在。地元の北海道はもちろん、全国区のスターでもある。僕もやっぱり名古屋のスターでありたいし、全国区の俳優でいたいと思うので」と話すのは、名古屋発の人気男性グループ「BOYS AND MEN」(ボーイズアンドメン)のリーダー・水野勝(25)。最近では、映画「復讐したい」の主演や、テレビドラマ「白鳥麗子でございます!」のメインキャストを務めるなど、役者としての活躍も目立つ。役者の道を意識し始めたという水野勝の横顔に迫ってみた。
名古屋から全国制覇を目指すアイドルグループ
愛知県出身の水野。彼がリーダーを務める“ボイメン”こと「BOYS AND MEN」は、名古屋を拠点に活動するエンターテインメント集団として、2010年に結成された「全国制覇」を掲げる11人グループ。昨年は名古屋での1万人ライブ成功や冠番組の東京進出、今年に入ってからも最新シングルがオリコン1位を獲得するなど、今もっとも勢いのある男性グループの一つとして注目されている。 ボイメンに入る前は普通の大学生だった水野は、「基本的にみんなオーディションで入っているんですが、僕は縁があってスカウトしていただいたんです。何かやりたいけど何をやればいいかわからないって悩んでいた時期だったので、今のお仕事に対して使命感みたいなものがあります」と話す。 今ではレギュラー番組をいくつも抱え、映画やドラマ、CM、ライブと大忙しの彼らだが、結成当時は先の見えない辛い日々が続いたという。 「『このミュージカルはどこで披露するんだろう』みたいな状態で、公園で稽古していたあの頃はやっぱりきつかったですね」。当時は100人くらいいたメンバーも、みんなやめていって今の11人が残った。「今はしっかり見てもらえる場所があるのが本当にありがたいです」
人気小説の映画化で主演に抜擢
役者としてやっていきたいという意識が芽生えたのは、昨年公開され、ボイメン総出演で話題となった映画「サムライ・ロック」がきっかけだという。 「共演した石黒賢さんと本気のお芝居でぶつかっていく中で、僕もお芝居をやっていきたいと思ったんです」 実際、この「サムライ・ロック」での水野の吸収する力が周囲に見込まれ、2月27日より東海地区で先行公開される映画「復讐したい」では主演に抜擢された。「リアル鬼ごっこ」「親指さがし」などのベストセラー作家・山田悠介の同名小説が原作とあって、新たなファン獲得も期待される。