「技術の日産」を象徴する1台だった! 4代目 JHBY33型「日産・レパード」とは
やや前置きが長くなりましたが、今回紹介する日産の4代目レパードには、スーパーハイキャスが装備されていました。車体番号「JHBY33型」、つまりアルファベットの”B”がスーパーハイキャスを装備していることの証明です。 僕らはレパードを話題に上げるたびに「Bなのか、Bではないのか」を確認してから話を進めます。それほどスーパーハイキャスの有無が重要だったのです。 レパードはよりパーソナル感の強い高級モデでした。ベースはY33型セドリック/グロリア共通しているのは、「Y33」と呼ばれるその車体番号からも想像できますが、セドリック/グロリアがフォーマルな雰囲気を漂わせる高級車だったのに対してレパードは、やや若々しいイメージを売りにしていのです。 レパードとは猛獣の「豹」を意味します。 ボディは4ドアセダンですが、はスタイリッシュなハードトップとしています。セドリック/グロリアのような豪華一辺倒ではなく、スポーティなデザイン処理が随所に確認できます。
搭載するエンジンはV型6気筒3リッターターボのVQ30DETを採用するなど、力強いパワーフィールも印象的でした。ですから、走りの性能を高めるスーパーハイキャストは相性が良かったのです。 スーパーハイキャスの効果により、ステアリングレスポンスは鋭く、それでいてコーナリング限界は高いのです。まさにレパード、豹のような鋭い走りでしたね。 ◾️日産「LEOPARD XV-G」 <エンジン> 形式:VQ30DET 種類:V型6気筒DOHC24バルブICターボ 使用燃料:無鉛プレミアムガソリン 総排気量(cc):2987 圧縮比:9.0 最高出力(ps/r.p.m):270(199kW)/6000 最大トルク(kg-m/r.p.m):37.5 (367.7N・m)/3600 燃料供給装置:ターボチャージャー付ニッサンEGI(ECCS) 燃料タンク容量(リットル):80 <寸法・定員> 全長(mm):4,895 全幅(mm):1,765 全高(mm):1,425 ホイールベース(mm):2,800 車両重量(kg):1,610 乗車定員(名):5 ※ ※ ※ 1997年に発売されたホンダの大型スーパースポーツバイク「ファイアーストーム」は、4サイクル・V型 2気筒DOHCエンジンを搭載し、市街地走行から郊外のワインディングロードまで力強く素直な走り味が楽しめるモデルでした。
国内向けとして発売された「ファイアーストーム」は、コンパクトなエンジン形状に、しなやかさと剛性を高次元でバランスさせた軽量のアルミ製のダイヤモンド式フレームを採用し、大きな質量のあるエンジンで受けとめる事で、高速走行時やワインディングなどで安定感のあるハンドリングを実現していた。 「ファイアーストーム」の発売当時の価格は、87万円でした。
木下隆之