巨人・岡本和真、Vパレードで『喜』びましょう 書き初めでG党に高らか日本一宣言
巨人・岡本和真内野手(28)が5日、東京・千代田区のホテルニューオータニで行われたトークショーに、幸運の象徴といわれる白いヘビが描かれたセットアップを着用して参加。書き初めのコーナーで「喜」と力強く記し、自身初の日本一達成パレードを新年の誓いに立てた。昨季まで2年連続2桁勝利を挙げた山崎伊織投手(26)は「浮き沈み、波がある」というメンタル面を安定をさせ、5年目の進化を誓った。 その筆に、迷いはなかった。約1000人ものファンが詰めかけた新年恒例のトークショー。書き初めのコーナーで巨人の主砲、岡本は今季に懸ける思いを「喜」の一文字に込めた。 「いい言葉だなって、パッと浮かんできた。勝った喜びが一番。みんな喜びたいと思う。僕も喜びたいですし、皆さんを喜ばせたい」 昨季、4年ぶりのリーグ優勝を果たしたチームは、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで3位DeNAに敗退。日本一は2012年を最後に遠ざかっている。15年入団の岡本は、味わったことのない銀座のパレードに「経験したことがないので、それはやってみたい」とファンの前で誓った。 昨季は7年連続30本塁打を逃したものの、ともにリーグ2位の27本塁打、83打点をマークして打線をけん引した。シーズン終盤に「左第五腰椎分離症」を発症したが、昨年に練習を再開。新たに胸郭の可動性を高めるトレーニングを導入していることを明かした。前日4日に練習が一緒になり、その姿を確認した高梨を「めっちゃいい」とうならせた。 この日は自前のセットアップで登壇。昨年、たまたま買ったという一着は、偶然にも今年の干支で、縁起ものとされる白いヘビが描かれていた。巨人は1950年の2リーグ制以降、6度の巳年で5度のリーグ優勝を達成。岡本は重なる〝吉兆〟を味方に、まだ見ぬ頂へと歩みを進める。(浜浦日向)