「メジャーで勝ちたい。世界一になりたい」 有言実行の20歳/櫻井心那インタビュー
凱旋優勝したい
2024年の国内初戦は29日(木)に開幕する「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)。昨年は予選落ちに終わったが、ことしは悠長なことを言ってられない。4月18日開幕の海外メジャー初戦「シェブロン選手権」(ザ・クラブatカールストン・ウッズ/テキサス州)出場には、昨年実績から見ると3月18日時点の「世界ランキング40位以内」が目安。現在の50位(2月19日時点)から圏内に入るための時間は、あと3週間しかない。 「シェブロン選手権は厳しいかな。でも、全米女子オープン、KPMG全米女子プロ、アムンディ エビアン選手権、AIG女子オープン(全英女子)と出られる試合は出たい。沖縄は気合を入れ過ぎずにやりたい。まずは予選通過してトップ10を目指していければ」
海外参戦後の青写真もある。「畑岡奈紗さんや古江彩佳さんみたいに、日本に凱旋して優勝したい。すごくかっこよかった。あれをやりたい」 19年3月「キア・クラシック」で米ツアー3勝目を挙げた畑岡は同年9月「日本女子プロ選手権」、10月「日本女子オープン」と国内メジャーで2勝した。22年7月「スコットランド女子オープン」で米ツアー初優勝を飾った古江は同年10月、19年にアマチュア優勝を果たしたホステス大会「富士通レディース」で2連覇を達成した。そんな2人に未来の自分を重ねる。 「海外に行くのは自己満(足)ではある。でも、私が優勝をすればファンの方やジュニアの子たちがその“キラキラしたもの”に憧れを持つかもしれないし、かっこいいと思ってくれるかもしれない。みんな挑戦して結果的に日本のゴルフが盛り上がればいいと思う。なので、日本で優勝するというのはいつ(何歳)になっても大事。うれしいことかなって思います」 キラキラした世界へ、その先へ。櫻井の希望は果てしない。