【チャンピオンズC・生情報】ガイアフォース仕上がり上々 長岡禎仁「外枠はイヤではなかったです」
[GⅠチャンピオンズカップ=2024年12月1日(日曜)3歳上、中京競馬場・ダート1800メートル] ダート初挑戦だった2月のGⅠフェブラリーSでいきなり2着に好走。続く芝のマイル王決定戦・GⅠ安田記念でも香港の強豪ロマンチックウォリアー相手に0秒3差の4着と見せ場たっぷりだったガイアフォース(牡5・杉山晴)は29日、長岡を背に角馬場から坂路に入ってキャンター調整をこなした(4ハロン67・2ー16・5秒)。軽めながらも白い馬体をしなやかに揺らし、ダイナミックな脚取りで登坂していく姿が好印象だ。 中間の調教に付きっ切りでまたがっている長岡は、「(今日は)追い切りから疲れが出ていないかを確かめました。疲れは出ていないですし、走りのバランスも良かったですね」と意図を説明しつつ、充実ぶりに目を細める。 引いた枠順は大外枠の8枠16番。これに関しても「外枠はイヤではなかったです」と明快だ。「ダートスタートなので分からない部分はありますが、2走前(フェブラリーS)は初めてのダートでもキックバックは大丈夫でした。調教自体も積めていますからね」と鞍上はタイトル戴冠に向けて腕をぶす。 芝、ダートを問わずに大舞台でも抜群の安定感を誇るガイアフォース。その活躍ぶりは、まさに二刀流ホースという呼ぶにふさわしい。母の父であり、芝・ダート双方のGⅠを制覇した〝芦毛の怪物〟クロフネの姿が重なる。偉大なる母父の蹄跡を追って―。ガイアフォースが相棒の長岡とともに、栄光のビクトリーロードを突き進む。
東スポ競馬編集部