阪神・西純矢、開幕ローテ入りへ異例ハイペース調整 3勤1休でブルペン投球100球超
阪神・西純矢投手(23)が15日、兵庫・三木山総合公園野球場で行われた野球教室に参加し、小学生の少年少女約60人と触れ合った。今オフは12月に入っても100球以上のブルペン投球を3勤1休で行い、異例のハイペースで調整中。開幕ローテーション入りを来季の最低目標に掲げ、「1年間、戦力としてやっていけるように」と決意した。 野球教室でチビっ子たちからもらったパワーは来季に生かす。西純は高卒6年目に向け、異例のオフを過ごしていることを明かした。 「毎日座って100球ぐらい投げています。今年は(練習方法を)変えてみてもいいんじゃないかと思って」 今季は先発ゼロで4試合登板にとどまった。強い悔しさを味わえば、どれだけ寒さの厳しい12月でも関係なし。現在もブルペンで捕手を座らせて3勤1休の頻度で投げ込みを敢行し、フォーム固めや下半身主導の投球を反復練習するなど精力的に動いている。 「(ペースを)落とすとまた作り直すのが大変。ずっと高い位置でやりたい」 年末にかけては一時的に2勤1休に変えるものの、来年2月の春季キャンプに向けて年明けの再始動以降もハイペースを宣言。開幕ローテ入りを来季の最低目標とし、「1年間、戦力としてやっていけるように」と気合十分だ。 「(来年は)年男だけど厄年でもある。でも、ポジティブに考えながらやりたい」 悲観も楽観もない。ただひたすらに結果を残すために、有意義なオフを過ごす。(須藤佳裕)