【陸上】パリ五輪マラソン代表・鈴木優花「苦しい展開のなか耐えぬけた」女子10000mで2位/金栗記念
◇金栗記念選抜陸上中長距離大会2024(4月13日/熊本・えがお健康スタジアム) 日本グランプリシリーズ開幕戦の金栗記念が行われ、パリ五輪女子マラソン代表の鈴木優花(第一生命グループ)が10000mに出場し、33分21秒85で日本人最高の2位となった。 金栗記念の優勝者をcheck! ロードシーズンを終えて、3月からトラックで調整を続ける鈴木。3月27日に3000m、30日には5000mのレースに出場し、いずれもトップでフィニッシュしている。 この日は、O.D.ニャボケ(ユー・エス・イー)が抜け出すなか、鈴木はほかの日本人選手らとともに2位集団を形成。5000mを16分30秒で通過すると、7500m以降は集団を引っ張るかたちでペースアップした。このペースに他の日本人は振り切られ9000mからは独走状態となったが、最後まで押し切った。 「連戦を続けて階段を上るような位置づけでレースに臨みました」と話した鈴木。「思ったよりペースを上げられず苦しい展開となったなかで、耐え抜くレースはできたと思います」と振り返る。 パリ五輪まであと4ヵ月と迫り、今後はマラソンに向けた本格的な強化が進む。五輪では入賞を目標に掲げる鈴木は「ここからこの課題をバネにして、次のレース、そしてパリ五輪にむけて頑張りたいと思います」と前を向いた。
月陸編集部