HELM MOTORSPORTS、強力な体制を構築しスーパーGT GT300クラスへ挑む「開幕戦から貪欲に勝利を目指す」
1月18日、日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ（NMC）は、2024年のスーパーGTのチーム体制を発表した。GT300クラスでは、ニッサンGT-RニスモGT3を使用するオフィシャルパートナーチームの2チームの陣容が明らかにされ、これに合わせて今季からの参戦を表明したHELM MOTORSPORTSが2024年の体制を発表した。 【チームに加わることになった平手晃平】 HELM MOTORSPORTSは、2020年に茨城県出身の平木湧也と玲次の兄弟が2020年に立ち上げたチーム。スーパー耐久、さらにFIA-F4に参戦し、2022年からはニッサンGT-RニスモGT3を使用しST-Xクラスに参戦すると、この年のチャンピオンを獲得した。すでに2023年12月15日にはスーパーGT参戦がチームから表明されていたが、その体制が1月18日、ニッサン／NMCの体制発表に合わせて公開された。 チームは今季、NMCのオフィシャルパートナーチームとして活動することが決定。HELM MOTORSPORTSの活動を伝える『ザ・ヘルム・タイムズ』には、ホームコースであるモビリティリゾートもてぎのストレートを使って、スーパーGTのカーナンバー、ヨコハマのロゴをつけた新たなカラーリングをまとったGT-Rの写真をお披露目した。フロントウインドウには、オフィシャルパートナーチームらしく『ニッサン』『ニスモ』のロゴがつけられる。 ドライバー体制も強力なものとなった。Aドライバーには、GT500クラスで二度のタイトルを獲得した経験をもち、GT300の経験もある平手晃平、そしてBドライバーにはチーム代表も兼務する平木湧也、Cドライバーには平木玲次が起用された。 また、チーム監督にはアジア人として初めてNASCARに参戦し、1997年、2000年にはGT300チャンピオンを獲得、ニッサンでも数多くのタイトルを獲得してきた福山英朗が就任した。HELM MOTORSPORTSは『レースで勝つための車』であるGT-Rとヨコハマという強力なパッケージで優勝、そしてシリーズチャンピオンを目指していくとしている。 「2024年シーズンよりスーパーGT GT300クラスに参戦することとなりました。たくさんの方々のご支援、ご協力のおかげで参戦が実現することとなりました。本当にありがとうございます」とチーム代表も務める平木湧也はコメントを残した。 「スーパーGTへの参戦は私たちにとって非常に重要な一歩となりますが、開幕戦から貪欲に勝利を目指して戦っていきます。また今シーズンよりニスモ様のオフィシャルパートナーチームとして活動させていただくこととなりました。さらなる強力なパートナーシップを築き上げ、シリーズチャンピオンという成功に向けて努力していきます」 若いメンバーが多くフレッシュなチーム、そして経験豊富な福山監督、平手の加入と、HELM MOTORSPORTSは新規参戦チームとはいえ強力な体制を築き上げた。今からどんなパフォーマンスをみせてくれるか、楽しみなところだろう。 HELM MOTORSPORTS 2023年スーパーGT参戦体制 マシン：ニッサンGT-RニスモGT3 車両名：HELM MOTORSPORTS GTR タイヤ：ヨコハマタイヤ チーム監督：福山英朗 チーム代表：平木湧也 ドライバー：平手晃平／平木湧也／平木玲次 [オートスポーツweb ]
