ヤマハが電動車いすの完成車販売をやめて「ユニット専業メーカー」になることを宣言した理由
電動車いすは日本では福祉機器として、欧米では医療機器として販売されるもので、他のヤマハ製品のように趣味性を求めるものではないが、操作感、パワフルな走りは純粋に「楽しい」と感じられるものだった。実際に電動車いすユニットの利用者からは、「誰の手も借りることなく、自分の意思で行動する自由が手に入った」「今まで移動することが大変で、移動をすることが目的になっていた」「私らしくいられるというのが大きなポイント」「世界が変わりました」などの声があるという。
電動車いすは移動の楽しさや自由を実感できる、本当の意味でのバリアフリーなモビリティといえるのかもしれない。
レスポンス 宮崎壮人