日本人の90%に「帯状疱疹」ウイルスが──感染力も“最強クラス” ワクチン定期接種、どうする?【#みんなのギモン】
■予防接種の対象は? 経過措置も
馬野記者 「外山院長によると、まず原則として50歳未満の人はこのワクチンの接種を受けられませんが、医師と相談して打てるケースもあります。ワクチンを打つことによって帯状疱疹の免疫を強化することが期待できるといいます」 「来年4月1日から始まる方針となった定期接種は、特にリスクが高くなる高齢者、65歳になった人に公費で接種費用を補助するものです。66歳以上の人は70歳、75歳など5年刻みの年齢になった時に定期接種を受けられる経過措置を設けています」 「また免疫不全で重症化リスクのある60歳~64歳の人も対象とする、としています」
■ワクチンは「生」「不活化」の2種類
鈴江アナウンサー 「ワクチンはどういう種類のものなんですか?」 馬野記者 「1回接種の生ワクチンと、2回接種の不活化ワクチンの2種類あります。外山院長によると、生ワクチンは5年ほどで効果が弱まります。不活化ワクチンは10年たっても高い効果が持続するといいます」 「ただ費用は任意接種だと生ワクチンで1万円程度、不活化ワクチンは2回で5万円程度。今回の接種の方針に関しては、公費負担でどのくらいの費用になるのかは決まっていませんが、自治体によってさらに補助される場合があり、自己負担が変わってきます」 鈴江アナウンサー 「自治体によってどういうワクチンを使うのかは、これから決まっていくということですね」 馬野記者 「そうです。帯状疱疹は誰でもかかる可能性があります。気になる症状があったら、早めに医療機関を受診するようにしてください」 (2024年12月19日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)