日本人女性初の“FIBA殿堂入り”!元バスケットボール女子日本代表・大神雄子「リアクションが取れないくらいビックリして…」
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。12月7日(土)の放送は、元バスケットボール女子日本代表で、現在はWリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)トヨタ自動車アンテロープス ヘッドコーチの大神雄子(おおが・ゆうこ)さんをリモートゲストに迎えて、お届けしました。
1982年生まれ、山形県出身の大神さんは、高校時代にU-18日本代表に選出され、2004年にはアテネオリンピックにチーム最年少の21歳で出場。その後、長きにわたって日本代表のキャプテンをつとめ、2008年には、日本人2人目のWNBAプレーヤーになりました。 現役引退後は指導者としての活動をスタートし、3×3日本代表のコーチとして東京オリンピックにも参加。そして、2023年に日本人としては3人目、日本人女性として初となる、国際バスケットボール連盟(FIBA)の殿堂入り(選手枠)を果たしました。
◆日本人女性初の快挙!
藤木・高見:殿堂入り、おめでとうございます! 大神:ありがとうございます。 藤木:殿堂入りは、2007年に貢献者枠として植田義巳(うえだ・よしみ)さん、2020年に選手枠として佐古賢一(さこ・けんいち)さんに次ぐ3人目の快挙です! 大神:最初にFIBAの方から連絡をいただいたときは、ちょうど海外に挑戦している選手に会いに行っていたんです。だから“この連絡先は誰?”って思って……。 藤木:直接(FIBAから)大神さんに連絡が来るものなのですか? 大神:そうなんです。 藤木・高見:えー!? 大神:そうしたら、JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)の三屋裕子(みつや・ゆうこ)会長から「FIBAが連絡を取りたいみたいなんだけど、何か来てない?」という連絡をいただいて。“もしかしたら”と思って折り返しの電話をかけさせていただいたら、英語で「2023年のHall of Fame(殿堂入り)おめでとう」と。その瞬間は、もうリアクションが取れないくらいビックリしたというのが率直な気持ちでした。 藤木:今まで大神さんがしてきたことが認められた瞬間ですよね。それを実感したのはいつですか? 大神:私には(発表される)2週間前から3週間前に連絡をいただいたのですが、「まだオフィシャルには出ない」と言われていたのと、自分のなかで“これは本当のことなんだ”と受け入れるまでにちょっと時間がかかったこともあって、家族には伝えられずにいたんです。だけど、その後(殿堂入りを)伝えたときに両親がすごく喜んでくれて、そこで実感したという感じですね。 本当に環境に恵まれて、競技生活も35歳までプレーすることができたので、やっぱり家族に一番感謝しています。