キッチンを家の真ん中に。家事が一度に片づく快適な間取りを紹介
キッチンを家の中心に配置して、家事ラクの家を建てた。そんなライターの自宅の様子を紹介します。LDKを田の字に配列。数歩で洗面所にアクセス、さらにランドリースペースの脱衣所を通って、ウォークスルークローゼット経由でキッチンに戻れる回遊動線もつくりました。おかけで家事を一度で同時にこなせるように。間取りのメリットを詳しくレポートします。 【図面】わが家の平屋の間取り
家事の時短になるようキッチンが真ん中にある間取りに
わが家は夫婦ふたり暮らし。3年前に、30代目前にハウスメーカーで、延床面積32坪(105㎡)の平屋を建てました。 間取りを考える際にいちばん重視したことは、「家事の時短」です。そして、行きついたのが、キッチンを家の中心に配置する間取り(上図)です。 キッチンが真ん中にあることで、ダイニング、リビング、洗面所、クローゼット、浴室、寝室…どこに行くにもキッチンから数歩で移動できます。 キッチンで作業しながら、ちょっとほかの家事もこなしたいときに、動線がとてもコンパクト。家事の時短にもなっています。詳しく紹介します。
利用頻度が高いキッチンと洗面所をつなぐ通路
上の写真は、キッチンから、洗面所を見たところです。その間(キッチンの白い壁の奥)には、パントリーがあります。 当初はキッチンから洗面所への動線は考えておらず、パントリーと洗面所の間は壁にする予定でした。理由は、パントリーの収納をたっぷり確保したいと思ったからです。洗面所への通路を設けると、パントリーの収納スペースを削られてしまいます。 しかし、洗面所とキッチンをつなぐ通路がないと、洗面所からキッチンまで行くために必ず、リビング・ダイニングかクローゼットを経由してアクセスすることに。それは絶対に不便だと感じたのです。 最終的にパントリーの収納量は少し減っても、洗面所とキッチンをつなぐ通路を設けることにしました。 実際に3年間住んでみると、この通路がわが家で、もっとも利用頻度の高い通路になっています。
回遊できて洗濯から収納までの動線もスムーズ
洗面所のすぐ隣は脱衣所と浴室です。水回りが1か所にまとまっていることで本当に家事がスムーズになりました。 水回りの家事は同時に行うことが多いわが家。料理をしながら洗濯機を回したり、お風呂を洗ったり、掃除をしたりなど家事の時短につながっています。 設計士から聞いた話ですが、費用面でも水回りを近くにまとめると、配管コストが削減できるそうです。 水回りは、ウォークスルークローゼット経由で、またキッチンに戻って来られる回遊動線になっています。 キッチンから「洗面所→脱衣所(洗濯機、ランドリースペース)→ウォークスルークローゼット→キッチン」というように、行き止まりのない動線に。洗濯してから収納まで流れるように作業できます。