昴学園生が「ごみアート」 お笑いコンビ「Aマッソ」の番組で 三重・大台
松阪出身の放送作家・林田さん 地元の番組に初参加
三重県多気郡大台町の宮川で、茂原の県立昴学園高校の生徒らと、人気お笑いコンビのAマッソが、ごみアートに取り組む「Aマッソのゴミ旅アート」が、大みそかの31日午後7時から、三重テレビで放送される。同町の清流保護に着目する内容で、東京都で人気バラエティー番組の企画、構成に活躍する松阪市飯高町宮本出身の放送作家・林田晋一さん(41)が初めて地元の番組制作に参加している。
31日午後7時から三重テレビ放送
同番組は、弥起井のB&G海洋センター近くの宮川で行われた「プラスチックフィッシング in 三瀬谷ダム」(IXホールディングス主催)に同コンビが参加した様子を収録。高校生と共に宮川のプラスチックごみを拾い、アートに仕上げ、分別して廃棄する。お笑いタレントと町民が交流するなど、エコについて楽しく考えることができる内容となっている。 同テレビでは例年、年末年始に特別番組を制作している。今年は若手社員が中心となって番組を企画。ごみをテーマに大台町内で行われる取り組みに注目した。 林田さんは、県立松阪高校、早稲田大学卒。「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系、月曜午後10時)、「ヒルナンデス!」(同、月~金曜午前11時55分)、「上田と女が吠(ほ)える夜」(同、水曜午後9時)、「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系、金曜午後8時)など多数の人気番組で企画や台本作りを担当している。 今回は、三重テレビ社員から企画立案に関して相談を受け、その後、番組構成、台本作りに携わった。 撮影当日は、林田さんも現地を訪れ、お笑いコンビと生徒がにぎやかにアートに取り組む姿を見守った。 アートを制作した昴学園高3年・中島彩晴さんは「年末年始の番組なので干支(えと)の蛇をイメージした。ごみはマイナスなイメージ。蛇のように脱皮して生まれ変われるようにしたい」と話し、林田さんは「上京して長くなるが、三重は、きれいでいい所だと思った。宮川で地元の子たちが人気芸人と触れ合いながら一つの物を作り上げる姿を見ていただければ」と話している。