脳力と「心の知能指数」のトレーニングを習慣化する3つの方法。とある行動でより良い人間関係が構築できる
ものを書くことが脳によい影響をもたらすというのは科学的に証明されています。 書くことの心理的効果を示す研究の数は文字とおり何百も存在していることはご存知ですよね? デューク大学の研究によると、書くことを通じて自己表現を6週間続けた被験者が苦境から立ち直る力やうつ症状、ストレスの感じ方が改善されたことが判明。 失敗などの残念な出来事について書き綴りながら回想し、消化していくプロセスを脳スキャンを用いて分析した研究もあります。 この研究では「自己表現に富んだ文章を書き記すことは、負の感情に対処するための効果的なツールになり得る」と結論づけ、さらに「過去の失敗について綴りながら学びが得られる」としています。
手書きで書くことのメリット
また以前、キーボードで書くより手書きのほうが、より緻密な脳内のつながりが促進されることが脳科学研究者によって実証されました。 書くという行為は思考を明確にするだけでなく、それらを「内面化」して自身の中に取り込み、書くことの効果をさらに増大させるとこれらの研究で示されています。 そのため、書く人の認知能力が鍛えられるばかりでなく、感情を理解してコントロールする力、EQ(心の知能指数)の発達をも促すとされています。 しかし、ものを書く習慣がない人が、ラクにその習慣を身につけたり、上達したりするにはどうすればいいかわからない人も多いのでは。 ここからは、無理なくもの書きの習慣をつけるための3つのポイントをご紹介します!
1. 日記をつける
EQを養うための数ある手法のなかでも、日記をつけることはもっとも効果的です。 日記には次のようなメリットがあります。 思考を明確にする 点と点を結ぶ 自分自身を知る 感情をコントロールする 健全な方法で自分を表現する 不安に対処する ストレスを軽減する 気分と心の健康の改善につながる 日記は自分の胸の内に秘めた想いや感情を吐露して、自己認識を深めることのできる優れたツールなのです。 そういうのは苦手…という人は、このように考えてみてはいかがでしょうか。 日記は「意識の流れ」や新たな学び、入浴中にひらめいたすばらしいアイデアなど、ふと思いついたことを書き留めるツールとしても使用することが可能です。 このように思いのままに活用してみましょう。ポイントとしては、気軽に手を伸ばせるようにすることが重要です。 また日記はいつ書いても問題ありませんが、数分でも構わないので毎日(または自分に適した頻度で)同じ時間に書くのがオススメです。