脳力と「心の知能指数」のトレーニングを習慣化する3つの方法。とある行動でより良い人間関係が構築できる
2. 愛する人に手紙をしたためる
ライターや作家業をやっている人以外で、定期的に書くものといえばお礼の手紙やメールくらいのものでしょう。 友人や家族に宛てて手紙を書くメリットはたくさんあります。読み手を意識して書くことで、思いやりを育むことにつながるのです。 「ありのまま」の心情を誠実に綴るので、自分自身への理解も深まり、他人との信頼関係を築く手助けにもなります。 ここでもっとも重要なのは、価値ある何かを大切な人と分かち合えるということです。 大切な誰かが時間を割いて、あなたへの心のこもったメッセージを書いてくれたときの気持ちを思い起こしてみましょう。 これを機会に、仲直りしたかった人との関係を修復したり、ただ誰かを笑顔にするためでもいいでしょう。
3. 職場でお礼状を書く
キャンベル・スープ社のCEOに就任したダグ・コナント氏は、それまで有害だった同社の企業文化を受賞歴に輝くものへと改革しました。 その戦略の大きな要因として、礼状を書くという一風変わった慣行を挙げています。かつて同氏はファスト・カンパニー誌のインタビューにてこのように語りました。 社員の貢献をきちんと褒め称えない会社が多いように思います。そこで、私は社員に礼状を書くようにしたのです。社員数が2万人だったにもかかわらず、礼状の数は10年間で3万通を超えました。世界中どの支社を視察に訪れても、社員のデスクには私の手書きの礼状が貼ってあるんです。 文書によるコミュニケーションは、現代ではほぼすべてデジタルで行なわれるようになりました。 そんな状況下で職場や家庭に対して、短くても心のこもった具体的な礼状を書くことは、よりよい人間関係の構築につながります。 これはEQの観点からとても重要なことと言えるでしょう。 この行ないは、自分および周囲のためになり、さらには職場や家庭をより良くしていく習慣につながります。 書くということを手軽に継続して、脳をフル回転させ、EQを伸ばしていくためにもの書く習慣を身につけるためのポイントは以下の3つです。 日記をつける 愛する人に手紙をしたためる 礼状を書く 早くはじめるほど書くことを習慣化できるので、難しく考えずにまずははじめてみましょう。 書くことによって、感情を敵に回すのではなく、うまく味方につけることができるようになりますよ! Source: Science Direct, Fast Company Originally published by Inc. [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
永木久美/OCiETe