2月に入って雪予報! 出勤時のまさかに備えて車の点検を。あわせて覚えておきたい凍結対策7つ
軽油
軽油にはJIS規格で5種類の製品があり、低温での流動性が違う。寒さの厳しい地域に行くときは、なるべく現地で、寒冷地用の軽油を給油するようにしよう(ガソリンも冬場は、低温時の揮発性(蒸気圧)を高めてエンジン始動性を向上させている)。 番外編となるが、下記の2つにも注意をしたい。
オイル
オイルはよほどのことがなければ凍ることなどはさすがにないが、寒い時期にチョイ乗りばかりしていると、ガソリンでオイルが希釈されやすい。というのも低温時は始動性を高めるために、燃料を濃く吹くようにコンピュータが空燃比をコントロールしているため。また寒いときはオイルパンの中が結露する可能性もあり、水分の混入によって、オイルの劣化が促進されることも。
タイヤ
タイヤは性能を発揮出来る温度域が決まっていて、夏タイヤだと外気温が7度を下まわると本来の性能が発揮出来なくなるといわれている。そのため、外気温が7度以下になると、グリップ力が落ち、滑りやすくなって、摩耗も進みやすくなる……。 というわけで、最高気温が10℃にも達しない時期は、雪の有無にかかわらず、冬用タイヤを履いた方が安全だ。
藤田竜太