ボール回しする板倉滉（中央）ら＝埼玉スタジアム（撮影・蔵賢斗）

サッカー日本代表・公式練習（14日、埼玉スタジアム）15日の2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選・オーストラリア戦（午後7時35分開始）に向け、試合会場で最終調整した。主将のMF遠藤航（31）＝リバプール＝が体調不良のため、練習に不参加。出場は不透明となったが、6試合連続無失点中のDF板倉滉（27）＝ボルシアMG＝ら守備陣がゴールを死守する。世界ランキング16位の日本はここまで3戦全勝の勝ち点9でC組首位、25位のオーストラリアは同4で2位。 最終調整を行う選手の輪にMF遠藤の姿がなかった。体調不良を訴えて宿舎ホテルで静養。日本は頼りになる主将を欠いてオーストラリア戦に臨む可能性が出てきたが、DF板倉は緊急事態ではないことを強調した。 「普段出られていない選手を見ても準備ができているという印象を受ける。全然心配はない。無失点でいけばチームは負けない。こだわってやりたい」 日本は3月21日のW杯アジア2次予選・北朝鮮戦から6試合連続無失点（不戦勝は除く）。国際Aマッチ7試合連続に伸ばせば過去最長に並ぶ。 オーストラリアで注意すべき点は高さ。10日の中国戦ではセットプレーから1－1と追いつき、3－1で逆転勝ちした。試合展開によっては198センチのDFサウターら、高身長の選手を生かした攻撃を仕掛けてくる可能性がある。 GK鈴木は「クロスを多く上げてくる予想はしている。エアバトルが多くなる。セカンドボールを拾えるかが鍵になる」と警戒した。安定感のある守備で、W杯アジア最終予選4連勝に導く。（西垣戸理大）