「レンチン」だけでも大丈夫…秋の旬「かぼちゃ」「りんご」「さつまいも」「栗」の調理方法
「中医学は“季節の養生”と言われるほど、季節や暦を重視する」と語るのは、中医学と心理学の両面から、健康に過ごすための「生活習慣」を提案する、SNSでも大人気の漢方コンサルタント・櫻井大典氏。 【図でわかる】たった3秒、スキマ時間でもできるスゴい筋トレ 長引く暑さの疲れが抜けないまま一気に秋へと突入し、疲れがとれない、咳が続く、あるいはメンタル面での落ち込みなどに悩んでいる人も多い頃ではないでしょうか。 本稿では、数千年という歴史に裏づけられた中医学の知恵と四季折々の暦をもとに、ロングセラーとなっている同氏の著書『二十四節気の暦使い暮らし かんぽう歳時記』より一部を抜粋・編集しながら、この時期に食べたい「旬の味覚」とその効能について紹介します。
秋冬に「かぼちゃ」を食べた方がいい理由
10月31日、お菓子のやりとりや仮装で盛り上がるハロウィン。起源は、古代ケルト人が行っていた収穫を祝うお祭りですが、ここではハロウィンに欠かすことができないかぼちゃの効能と、楽しみかたをご紹介しましょう。 芋類であるかぼちゃは、エネルギー補給に優れているだけでなく、野菜ではめずらしく身体を温めてくれるので、まさに、この時期にピッタリの食材のひとつです。 おすすめの食べ方は、かぼちゃを一口大に切り、耐熱容器に入れてふんわりとラップをしてレンチン。そこに、潤いを補給するごまとエネルギーを補給するはちみつをからめたら、ホクホク美味しい、簡単デザートの出来上がりです。 また、いつもは捨ててしまうかぼちゃの“種”も、じつは栄養満点の食材! 取り出した種を少し乾燥させておき、フライパンで軽く炒って、皮をむいて食べましょう。 マグネシウムやビタミンE、ルテインなどの栄養素がたっぷり含まれているので、手足のむくみ・便秘・目のかすみ、そして、なんと「通乳」という効果もあるので、母乳が出づらいお母さんにもおすすめ。 ハロウィンは、ジャック・オ・ランタンの暖かな灯を眺めつつ、美味しい養生デザートをいただきましょう。